歴史に見ても大きな国が亡んでしまう要因は共通していることが多いですし、それらの国を打倒する組織にも共通している要因を知ると見え方が変わってくるかもしれません。
一週間のベトナムはハノイの滞在を終えて、無事に帰国して来ました。
海外は2019年の台湾以来でしたから、いつの間にか5年も経っていたって感じですね。
人は少しの期間とはいえ同じことを繰り返していると簡単に慣れてしまうもので、以前は頻繁に海外へ行っていた人でも行かないことに慣れてしまうこともあるでしょう。
加えて今はまぁまぁの円安が進んでいますから、コスト的にも心情的にも行かない理由ががっちりとできている状況なので、余計に足が遠のくかもしれません。
ベトナムでも2019年のレートは1円=213.3ドンでしたが、2024年は163.3ドンと25%くらい円が安くなっていますし、現地の物価も過去のメニュー表との比較で間違いなく上がっているのがわかります。
海外へ行くこと自体のコストは非常に上がっているのが実情ですが、今回はそれでも足を運んでよかったなぁと感じることが多い一週間でした。
第一は国という組織の持つポテンシャルと国民性を感じられたということかもしれません。
ベトナムは発展途上国ではあるのですが、裏を返すと可能性しかない国でもあります。
可能性があると言っても世界には強い国が複数存在するのも事実なので、たとえポテンシャルがあったとしても上から押さえつけられたら伸び悩むものですから、世の中そんな簡単にはいかないのが常でしょう。
その国力差を覆すのが国民や指導者のマインドであり、生き方や価値観次第で大きな力を生み出すことになると感じたのです。
今回出会えたベトナム人は人数的にはそれほど多くはないでしょうけれども、彼らに共通して言えることはとても前向きであり、楽しんでいて、かつ向上心と献身性に溢れているということです。
自分は何ができるか、何をなすべきか、そして何が得られるかを自分で判断して動いているように見受けられるのが心地よく、可能性しか感じない由縁でした。
その人たちは研修に出てこれるようなエリートだけではないということです。
ホテルで部屋の掃除をしてくれるおばちゃんは鼻歌を歌いながらもしっかり仕事をしてくれますし、言葉も通じないカフェの店員さんも全員ホスピタリティが素敵でしたし、ハノイから少し離れた地方の居酒屋でバイトをする高校生も自分の目的を持ってお金を稼いでいました。
こんな感覚が一般的だということが肌で感じましたし、ハノイのどこへ行っても似たような場面に出くわすのが面白いんですよね。
50年前の日本は高度成長期の真っただ中だったのですが、その時と今のハノイはとても似ていると表現する人がいましたから、国全体がある意味ゾーンに入っているような感覚なのかもしれません。
人口ピラミッド的にも1970年の日本と今のベトナムは酷似していますし、平均年齢も31歳と30.5歳でだいたい同じ構成になっています。
ということは、1970年の日本と同じように急速に近代化されていく可能性が高いですし、それに伴っての内需拡大と経済成長が期待できる材料が揃っています。
人の価値観やパワーも当時の日本に似た向上心と前向きさがあると感じますが、高度経済成長に必要なピースが1つ欠けているのが気になるところで、それがインフラの整備だったりします。
それを差し置いても魅力的な国だと思いますし、何かやってくれるという期待感を持たせてくれるのがベトナムという国でした。
どんなに巨大で強い国もいつかは滅んでいくのと同時に、新しい国が興っていきます。
その要因の一端を見せてくれた気がしますので、外を見ることはとても大切な経験の1つであることは間違いありません。
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