何かしらの体験や学習をした後は少しでも反復して振り返ることは大事ですが、振り返るだけではなくて実行レベルで考えることで行動の変革に繋がっていくものです。
「一ヶ月に100個作れるのですが、70個くらいしか売れません。売り切るために価格を下げて100個を販売した方がいいでしょうか」
そんなことを相談されたりすることがあります。
端的に結論から言ってしまうと、企業ごとに状況もビジネスモデルも顧客の性質も異なりますので、一概には答えられないんですよね。
無責任に「こうした方がいいよー」と自分勝手な推論とか一般論的にありがちな考え方を伝えるのは簡単なのですが、それ以降の責任は持てないですし、偶然にも成功すればいいのですが失敗した際のリスクが大きすぎる上にリターンがないという罰ゲーム的な状況と受け止めています。
加えてわたしは理論派とか分析思考とか、そんな感じに企業と関わっていくやり方が得意ですから、1つの会社で成果を出すにはある程度の助走期間が必要なことが多いです。
これは分析するためにはデータが必要であることから、社内の状況をある程度把握してから判断したいですし、経験上その方がクリティカルな提案ができると感じていたりします。
なので、冒頭のような質問をされた際ははっきりと「時と場合によるのでわからん」と答えたりするので、人によっては頼りにならないとか当てにならないみたいに感じられるかもしれませんね。
きっちりと役割を全うできないのであれば適当なことは言いたくありませんから、それはそれで仕方ないと受け入れることにしています。
これがストレングスファインダーで言うと、【最上志向】×【分析思考】×【慎重さ】たる由縁ですが、ホントに強みにもなればチャレンジポイント(課題)にもなるなぁと実感する瞬間です。
ある程度は過程の元で推測をしてしまってもいいとは思うんですけれどもね。
それはあくまで後から考えれば、という話で、いざ現場で頭がフル回転している際は無意識下の直感が圧倒的な勢力を誇っているものです。
そこを意図的計画的にコントロールすることもできないことはないですが、わたしはあえて尖ることで2割の方に深く刺さってもらえたら嬉しい感じですね。
一般的な回答の代表例としては、おそらく粗利最大化になるように売るといいですよ、が一番それっぽい回答だとは思います。
同じ固定費で最大の粗利を確保できれば、数字上はめでたく利益を稼げるわけですからね。
そう言うのは簡単なのですが、粗利最大化することでいくつか値下げをして数を売ったとして、さてその値下げは将来的に影響は出ないのか、最大数を作り続けることで何かしらの影響は考えられないか、なんてことを先回りして考えちゃうのがわたしの思考です。
さらには70個しか売れない要因があるはずだよなぁとか、そもそも100個を売る必要があるのかなぁとか、今の利益やキャッシュの状況次第だよなぁとか、従業員はどうだろうとか、検討するべき要素は山のようにあります。
実は相談されている段階でそんなことが頭の中を巡っているので、わたしの中では最初に明確にされた1つの事象から、関連する10の不明瞭な事象へと広がっていくイメージですね。
そうなると当然のことながら、少ない情報から有益な回答を引き出すことは非常に難しいものなんです。
そういった情報が足りない事象に関しては明確な回答はしませんが、ものの考え方とか取り組み方なんてことは経験上での話になりますが、あれこれと伝えられることは多いと思っています。
そんな感じに、わたしという在り方がちょっと振り返れたハノイMGの.5期だったなぁなんて、とてもありがたい振り返りをさせていただいています。
〈募集中のMG/TOC〉
■7月6-7日(土日)
子ねずみCFMG in沖縄那覇
■7月27-28日(土日)
ジーラボ理美容版MG in神田
■7月31-8月1日(水木)
ジーラボMG in東陽町
■8月5-6日(月火)
千里堂CFMG in網走
■9月18-19日(水木)
おいでやすMG in石垣島
■9月21-22日(土日)
ジーラボMG in神田
■10月19-20日(土日)
流通版MG in神田
■10月21日(月)
マイツール勉強会 in東陽町
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