初めて事業を興す場面をちらほら見かけることがありますが、しっかりと準備しているか否かの違いはわかってしまうので、ついつい口を出してしまったりするのが面白いなぁなんて思っています。
起業っていう言葉は、人にもよりますがとても魅力的な響きに聞こえるのかもしれません。
もちろん人によっては、ですし、実はわたしの資質的にはあまり望んではいない手段の1つだったりします。
望んてもいなかったのに結果的に起業をするというのもあまりない歩みだと思いますし、それが人生の面白さなんだろうなぁと思っています。
とはいえ、成り行きでも起業をしてしまったのはある程度の期間をふんわり構想していたからであり、きっかけをくれた一言があったからでもあります。
飲食業界に勤めていた時代には将来は自分のお店をやるのかなぁなんておぼろげながらに思っていましたし、カフェ開業レシピみたいな本をあれこれ読んでいたものです。
形はなんであれ、可能性の1つとして起業という未来もあるのかなぁなんて思っていた結果、あまり意図していなかった道を歩むことになるのも面白いですよね。
そんなことを思うのは、海外で起業をした研修仲間が日本に帰ってきており、その集いに参加したら起業の話がアレコレと出てきたのがきっかけだったりします。
実際に起業をして儲かっている人もいれば、商品開発中でこれから走り出す人もいて、多様性が面白い場だったのは間違いありません。
わたし的な感覚ではスタートアップ企業に対してのアプローチは苦手かもというイメージが有りましたが、意外にもやることはシンプルで掴みやすいかもしれないなぁという、新しい観点を得られたような気がしています。
というのは、今回話を聞かせてもらった新事業の構想を聞いていたら、まぁまぁがっつりやらないと儲からないなぁというのが、数字と感覚で浮かび上がってくたからですね。
新規商品というのはお客様に受け入れてもらえるかどうかがわからないので、不安からついつい価格を下げて販売をしようと考えてしまうかもしれません。
実は価格が決まった段階で、どのくらいの数を売らなければ儲からないかはある程度決まるものであり、ビジネスモデルとして成り立つか成り立たないかも予測がついてしまうことがあります。
安く売ってしまえば利益を出すためには数多く売らなければなりませんが、商品の対象顧客自体が少なければそもそも数が売れません。
他の類似商品と比較して高く売りたいなぁと思っていたとしても、対象顧客層が商品にそれほど価値を感じていなければ売れません。
ここは基本的な考え方であり、頭ではわかっている人も多いのですが、頭でわかっているのと行動が伴うのは別な話であり、頭ではわかっているけど行動できないということも多いのが経営の面白い現象でもあると感じています。
これは仮想顧客の設定とマーケットの想定に繋がってきますので、ここを見誤るとスタートを切ってから「思ったより儲からない?」なんて事態になって、お金に悩まされることになる要因にもなってしまいます。
もう1点は起業したての時期はできることは何でも自分でやるくらいの時間の使い方が必要です。
まだ成果も出していないのに時間を取られるだけに見える経理を外注したり、製造を他に任せたりしようと考えるかもしれません。
確かに外注したことで自分の時間を生み出せる効果はありますが、さてその生み出した時間でかけた費用分の粗利益額を生み出せるかどうかを検証していますでしょうか。
仕事を他の人にやってもらえば当然のことながら費用が発生します。
それらの費用を余裕で賄えるくらいの利益を出せるまでは、寝る間を惜しんででも自分の時間を使う必要があるのが起業には起こり得ることであり、事業を軌道に乗せるまでは苦労を重ねる覚悟が必要なのは間違いありません。
自分ができないことを他に任せることは大切ですが、できることを任せるのは先が見えるようになってからでも遅くはありません。
起業って持っているリソースを最大限に使用して、最初の一回転を回しきることがとても大切だったりします。
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