Blog

ブログ

意図的計画的

意図的計画的

想いのままややりたいままにやることも大切ですが、成果の出ていることは意味も分からずにそのまま用いることが重要であり、ノウハウが詰まっている手法だったりします。

 

ちょっと前のブログで共通認識を道具として使うといいですよ、的なお話を書いたと思います。

従業員が増えれば増えるほど組織の中の自我が増えますし、人それぞれの認識の数も増えていくものですよね。

よく共同経営で会社を立ち上げるのはやめておけ、なんて話を聞きますけれども、最初は意気投合してビジネスをやろうと走り出しますが、徐々に方向性がずれてきて「何か違う。。。」と物別れに終わってしまうようなことがいくつも発生しています。

たった2人だけ、当初はベストパートナーとも思えていたのにも関わらず、時間の経過と共に分かり合えなくなってしまうのが人間という生き物であり、人は変化・成長していくからこそでしょう。

全員が同じように成長していたり、お互いの資質や特徴を理解した上で事業活動ができたりすれば問題なく運営できるはずで、その例の1つがSONYの井深氏と盛田氏なのだと思います。

ただの予想ですが、あまり言葉を交わさなくても分かり合えるツーカーの仲だったのでしょうけれども、一般的に通用する在り方ではないので、組織としては共通の方針や考え方を共有する必要があります。

多くの会社が経営理念を始めとして、企業の方向性を示していると思います。

本社の事務所に額縁に入れられた経営理念を飾っている光景って、イメージとしては古い会社あるあるみたいに感じられるかもしれませんが、意外と大切なことだったりするんですよね。

それが大事だった時代があったのは間違いありませんし、わたし的には今でも大切な考え方だと思っています。

個人の多様性や自分らしさがもてはやされている時代でもありますけれども、組織となれば多様性を重視しすぎてしまうと、組織の方針を無視してでも個人プレーに走ることを良しとしてしまうかもしれません。

それがまかり通っていたのが実はサッカーで、かつてはファンタジスタと呼ばれる個性あふれるプレーでゴールに導くプレイヤーが試合を決めたものですが、近年では戦術重視のサッカーが重視されてファンタジスタが駆逐されていきました。

選手全員の連携とハードワークが試合の勝敗を決める最大の要因になったのですが、戦術重視のサッカーって監督の戦術方針に従って選手全員が動きますから、言い換えれば全員経営に近い考え方になるかもしれませんね。

とはいえ、世の中から個性の塊のようなファンタジスタが消えてしまったわけではなく、戦術重視vs戦術重視の戦いではどちらかがミスをすれば負けてしまうようなもの。

個の力が相手よりも弱くても戦術次第では勝負になるので、拮抗した試合展開になりますが、この均衡を崩すのがファンタジスタの個の力であるのは皮肉なものでしょう。

一度は駆逐されたと思われたのですが、突き詰めていけば必要な力であったということです。

とはいえ、根底には全員が戦術を理解した上での個の力であるのは間違いありませんから、選手全員が戦術を理解した上でパフォーマンスを発揮することが前提なのです。

全員経営も同じようなもので、まずは全員が会社の方針を理解した上でパフォーマンスを発揮してもらうことが大切です。

そのためには経営者の方針を従業員へと伝える必要がありますが、この時に誤解なく伝えることが重要となります。

あくまで企業の方針・社長の方針であるので、他の意図を入れてしまえば根本の目的から外れたり、内容がぼやけてしまうことがあります。

サッカーは11人、ベンチに入れるサブの7人を含めれば18人に伝えられればいいのですが、会社組織となればその何倍もの人たちへと伝える必要があるでしょう。

そんな時にどんな手段で伝えていくか。

トップが伝えたいように伝えるのではなく、意図的計画的に伝えるための道具を作り、伝えるための場を創ることがとても大切なんです。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■9月18-19日(水木)
 おいでやすMG in石垣島
■9月21-22日(
 ジーラボMG in神田
■10月1-2日(火水)
 千里堂CFMG in網走
■10月19-20日(
 流通版MG in神田
■10月21日(月)
 マイツール勉強会 in東陽町
■11月23-24日(
 ジーラボMG in神田
■11月30日-12月1日(
 ビーラブCFMG in神戸元町

※〈詳細・申込はこちら!〉※

#経営#会計 #MG #TOC #ストレングスファインダー #全員経営 #ジーラボ #G-Labo

記事一覧に戻る