仕事とはまぁまぁの期間を付き合っていかないといけませんから、これからの長い人生を生きる上では責任感を持って生きるちょっとしたコツを得られると、ハッピーな未来が待っているものです。
ちらっとスマホのニュース記事を読んでいたら、業務能力の不足で解雇をされた従業員が裁判を起こした結果、解雇は正当だけれどもそれまでの過程に問題があるので慰謝料の支払いを命じた記事がありました。
その従業員は気に入らない業務命令に対しては難癖をつけてやらない、年下の上司からの指示は聞かない等、どうも業務の遂行に影響が出るくらいの勤務態度だったようです。
裁判所でもそれが認められて解雇は正当とされましたが、そこまでに至る経緯の一部に問題があったようです。
それは「朝の定例会に出席させない」「共有サーバーへのアクセスを遮断」「勉強会に出席させない」という、人間関係の切り離しが不法行為に当たる、という判断でしょう。
会社にとって明らかに問題社員だったわけだから解雇は正当だけれども、だからと言って人間関係の切り離しまで合法になるわけではない、ということですね。
感情としてはそういっためんどくさい社員がいた場合、関係を断ち切りたいという気持ちが出てくると思いますが、感情とは別に事実で判断をされるのが司法ですから、一度採用をしたからには最後まで正当に扱わないといけないということです。
会社側からするとトンだ地雷だったわけですけれども、従業員側からすると仕事に対して様々な感情が表れるとは思います。
誰だってめんどくさい仕事はしたくないものですし、何も縛りがなければ楽をして仕事をこなしてお給料をもらった方がいい、と考える人も一定数いるでしょう。
冒頭の問題社員も入社当時から一般的な事務仕事はわたしの仕事ではない、といった仕事を選り好みしていたそうですが、やらなければ他の社員にしわ寄せがいくもので、新入社員時からその態度では信頼を得られないのは明白です。
やりたくない仕事は必ずあります。
たとえ自分が心からやりたいと思ってたどり着いた職業でも、それに関わる業務のすべてがやりたかったことかは別な話で、やりたかったことに付随して発生する仕事というのも結構あるものなんです。
そうなると世の中の個人事業主や零細企業を始めとした人数の少ない組織は、誰かが引き受けなければならない仕事が山のようにあるのが普通の状況でしょう。
近年では外注をするという手段もなくはないですが、ここでは脇に置いておいて。
めんどくさい仕事をどうモチベートするかは、仕事に向き合うためには大事な要点となってくるんです。
結論から言ってしまうとテンションの上がらない仕事に対して、モチベートしたり面白いと思うように努力したりする必要はなく、ただ単に責任を持って向き合ってもらうだけでよかったりします。
苦手な面を何とかしようとしても、実は本質的にはあまり変化を期待できないですし、かける時間やコストに対してのリターンには見合わないことがほとんどです。
好きになる努力はしなくてもいいですから、その分を責任を持って仕事をこなすことに向けてもらうのが解決法の1つだったりするんですよね。
従業員でも経営者でもそうですが、何かしらの成果物を提供して結果を出すことが求められます。
従業員なら既存の流れや枠組みに従って業務をこなし、仲間全員で価値を増やす活動。
経営者なら既存に捉われずに顧客開拓やサービス開発を行って、仲間全員と一緒になって利益を上げられる価値を作る活動。
どこかのピースが欠けるだけでも、最後に出力される価値の量が変化してしまいますから、各人が責任を持って価値作りを行う必要があるのです。
興味がある・ないや好き・嫌いは関係なしに、責任感を養うことって結構大切な観点だったりします。
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