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思考する体力

思考する体力

行動に至るまでの過程で考え続けられることに越したことはありませんし、大きなアドバンテージに繋がりますから、日ごろから鍛えておくことはとても大切な習慣の1つです。

 

考えるっていう行為って、何気に体力を使うんですよね。

そんなことを感じているのは2日間や3日間の研修を担うようになってからですし、かつては5日連続なんていう研修もサポートしていたからかもしれません。

人間は考える葦である、なんて表現する偉人もいたりしますが、考え続けられる人というのはまぁ少数派なんじゃないかと思っています。

5日間もずーっと課題に向き合っていたら、何か対策を考えようと思っていても頭が回らない。。。なんてくらいに疲労するものです。

一区切りついて夜の懇親会でやっと大好きなお酒を飲める時間なっても、懇親会が終わったら二次会へ行かずに早々に寝てしまった、なんてこともよく見てきました。

実は考えることって、それくらい体力を使うことなんですよね。

わたしもこの3年の間で数字面とは違う形で企業のサポートをすることが増えました。

そうすると何が起こるかというと、数字を扱っている時とは違う思考を多く使うので、とても体力を使うということなんです。

わたしは長年、利益計画作りとか資金運用などを主にやってきましたので、数字を扱うことはお手の物ですから、慣れている思考を使っている時はほとんど疲れません。

とはいえ初めてサポートをする企業だったり、初めて見かける業態の数字を見る時は頭がいい感じに動きますから、多少の疲労感は出てくる感じですね。

そんな数字面とは異なり、企業の方針や仕組みを作り上げている時や、課題を掘り起こしている時などは常に考え続けるわけですから、1日が終わった後はまぁまぁの疲労具合だったりします。

ただ、それもこの3年間で慣れてきた感はありますので、思考する力が鍛えられているといった感じかもしれません。

よく思考力という言葉をよく聞きますよね。

思考力って大事と言われていますし、言葉通りに受け止めると考える力なんだろうなぁ、なんて漠然と理解しているかもしれません。

広義的な意味では間違いではありませんが、もう少し深堀りすると違った面が見えてくるものです。

考える力には違いないのですが、成果や結論まで結び付けられる思考力は、言い換えると思考体力と表現する方がしっくりくると思っています。

考え続けられる力。

とてもシンプルですが、考え続けることがとても大切だったりします。

検討するコトによっては、ものの数分で結論に到達することもあるかもしれません。

そこからもう一歩考え続けて、他の条件ならどうなるか、ライバルはどう動くか、違うやり方はないか、コストを下げる方法は、短時間でできないか。。。

そんなことを広く、深く考え続けることで、最良の意思決定に結びついてくるものです。

身体の体力は一朝一夕ではつかないのと同じように、思考する力も繰り返し続けていかないと鍛えられないものですから、考え続けられるように少しずつ訓練することが大切です。

 

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