テレワークはとてもすぐれたシステムですが、優れていると言えども時と場合によりますので、色んな人の顔を見ながら環境を決めていくことはとても大切です。
大手企業がオフィスへの出社義務へ舵を切りつつあるようですね。
コロナ禍によって人間が集まれない環境になった影響で、それでも生産活動を行うためにやむなく生まれたテレワークというシステムですが、まだ人類には早かったのかもしれません。
人類の進化はとてもゆっくりなもので、昨今の技術の進化に比べたら亀のようなものでしょう。
どんな変化にも即対応できる人の方が少数派であることは間違いありませんから、ある程度は多数派に合わせてシステムを構築していくのが組織には必要です。
どんな変化にも対応できちゃう人は、出社するシステムにも対応できるわけですしね。
とはいえすべての業種というわけでもなく、例外はやっぱりIT業界の人材はテレワークを好みますし、優秀な人材であればあるほどその傾向がありますから、まぁまぁ悩ましいところです。

結局、人は歴史の中でリアルな場の中でコミュニケーションを行ってきましたから、オンラインでは削り取られてしまう情報も感じ取ってコミュニケーションを取ることが自然だったのでしょう。
微細な感情の変化や顔色、しぐさ。
そんな情報を無意識に読み取ることができるのが人間が集団で生きるための術でしたし、100年も前なら村八分にされないための処世術や生存術として、生き残るためには必須のスキルだったんです。
ヒトの種としての進化はそんなに早くありませんから、突然目の前にスマホ画面を突き付けられて「腹を割って話せ」なんて言われても、環境が違いすぎてピンと来ないものです。
例えば何かやらかしてしまった時、電話で指摘されるのと、チャットでやり取りしているのと、密室で1対1で詰められているのとでは大違いですよね。
そんなわけなので、人はオープンで率直なコミュニケーションするにはリアルなコミュニケーションの場が必要であり、まだオンラインで行うまでの進化はなされてなくて不向き、ということがわかったのでしょう。

そんなわたしもオンラインはちょっと苦手で、どうしても隙や油断ができるんですよね。
変な表現で言うと現場のピリピリ感というかなんというか、その場にしかない雰囲気ってあると思っています。
よく聞く表現で言えば、その場の雰囲気に流されるとか、誰かに引っ張られるとか、なんとなくそんな感じだったとか、まぁ論理的ではないことが日常的に起こっているのがリアルな場ということです。
そんな日常的な繰り返しが、人との関係性を作っていくんですよね。
わたし的な感覚ではテレワークで家にいると生活に慣れている環境ですから、いざ仕事をするとなるとモチベーションの維持がまぁ大変です。
なので家から数分のドトールに334回も足を運びますし、多店舗や他カフェを入れれば、その倍くらいの回数は仕事をするために環境を変えているような感じです。
ある人も言っていましたね、自宅の仕事部屋に入る時にスーツに着替えてた時期もあったとか。
逆に言えば人って単純な生き物ですから、自分の中で何がトリガーになってスイッチが入るかを知ると、これから役に立つことこの上ないスキルになるとも言えます。
自分が成果を出しやすい環境は自分で作る。
そんな考え方も大事ではありますが、会社では自分ではなく組織が成果を出す環境を整えることがとても大切です。
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