大変だなぁとかちょっとなぁとかまだかなぁと思っていると時間はあっという間に過ぎていくので、何かしら手を付けることが第一歩であり、継続していくことが何よりも重要です。
先日は毎年恒例となった、企業への長期事業計画作成のサポートを行ってきました。
MGをやると最初に学ぶのが会計の仕組みであり、その流れから経営計画を立てるということをやっていきます。
その経営計画もなんとなくの感覚から算出できる売上目標からではなくて、きっちりと利益目標から逆算で作るという、一倉定氏の方針に従って事業計画を作成するというものですね。
売上目標だけを作っている企業というのはまだまだ存在するもので、最近でも結構見かけるくらいの勢力を誇っています。
売上目標だけを作るのって、楽なんですよね。
人間って楽な方に流れるとどうなっていくかは、おそらく人生経験上の中でたくさんの思い当たる節があるのではないでしょうか。
そんなわたしも楽な方に流れた末路はいくつか思い出せます。
飲食業界からIT業界へと転職する際は、もちろん未経験業種への挑戦ですからすんなりと事が進むわけもなく。
とある企業からお試し的な感じであれこれとお世話をしてもらっていた時期がありましたが、採用等の行く末が明確ではなかった為に、社内システムの構築作業に身が入らなかったんですよね。
企業側からすれば、未経験でも社内システムの構築経験もあれば取引先に提案しやすい状況を作れるというのは、今から考えればわかるのですが、当時は色々と見えてないもので。
よくもわからないことをやらされるのならば、他の企業へのアプローチへ使った方がいいと考えたというと聞こえはいいですが、大変なことを避けて安易な道を選んだということなんですよね。
結果的にギリギリで採用してくれる企業は見つかり、そのご縁で今の仕事に繋がっていますから、道は拓けたとはいえ、まぁまぁの遠回りをしてきたことは今となっては良い思い出になっています。
そんな感じで、最初は大変だったり無理かなぁと感じることであっても、それを避けていては後でまぁまぁの差がついてしまうものなんです。
今回経営計画を実施した企業は、十数店舗の店長さんが1箇所に集まって、全員パソコンを持ち込んで丸1日かけて自分のお店のPLや販売実績と向き合ってもらいます。
店長とはいえ、日常業務の中ではお客様と接していたり、部下たちのフォローをしていたり、店舗によっては現場の製品と向き合っていたりしている人ばかりで、店舗の数字に触れるということはほとんどありませんでした。
会社の方針として販売数量にはこだわっていましたが、最終的な利益に対する責任であったりノルマ化的な設定はしていませんし、今後もする予定は今のところありません。
最終的な利益責任は経営者が取るものであって、店長を始めとした現場の社員さん達は価格や販売数に注力をしてもらい、粗利益額に対して実施責任を負ってもらうような仕組みになっています。
そのための手段として利益からの逆算で目標の粗利益額を自分で決定し、その粗利益額を稼ぐための道筋を社長を交えて、店長たちで考えてもらうことが大切なんです。
そんな時間をきっちり確保することで、これからの行動と数字が変わるのならば時間をかけるのもいいものですよね。
この企業は店長が経営計画を作り始めてもう6年目になりましたから、最初の頃とは見違えるような成長を見せてくれていますし、すでに来年の日程もスケジュールに入れています。
意図的計画的に時間を作り、未来のことを話し合う機会を作ることはとても大切です。
〈募集中のMG/TOC〉
■11月16日-17日(土日)
くまモンCFMG in熊本
■11月23-24日(土日)
ジーラボMG in神田
■11月27-28日(水木)
千里堂CFMG in網走
■11月30日-12月1日(土日)
ビーラブCFMG in神戸元町
■1月4日-5日(土日)
おいでやすてるMG in東陽町
■1月18日-19日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■2月25日-26日(火水)
ジーラボMG in東京
■3月29-30日(土日)
ジーラボMG in神田
■4月18日(金)
マイツール日程管理 in神田
■4月19-20日(土日)
ジーラボ流通版MG in神田
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