自社内の常識が世間の常識とは限らない世の中になってきたので、外の企業の施策や考え方を聞く機会を意図的計画的に作ることはとても大切です。
最近は月に一回、家庭教師に伺っています。
家庭教師とはいえ、お宅訪問をするわけではなくて、わたしの考え方を取締役に伝えてほしいという社長からの依頼を受けて、企業へ赴いての1on1を3時間くらいやっています。
1on1ミーティングで3時間はかなり長い方ですが、この時間がまぁまぁ楽しく流れるのが面白くもあり、対話を楽しみながら社内の状況を把握できる機会でもあるので、わたしの知的好奇心が刺激されたりするんです。
いい感じに談笑していたような雰囲気だったのに、唐突に板書を始めて真面目な話になったりするので、緩い雰囲気ながらも緩急の激しい3時間って感じかもしれませんね。
そのくせ、流れに任せながら家庭教師をするのでどんな話をするかなんてほとんど決めてませんから、わたしが何を話したかなんて1mmくらいしか覚えてなかったりするのが困りもので。
最後に生徒さんが取ったノートの写真を撮らせてもらって終了という、なんとも愉快な時間になっていますし、企業内で面白い立場を与えてくださったと思っています。
まぁ、どうしてそんなことになっているかというのを分析してみると、経営する立場と若手との間に何かしらの歪み(ひずみ)が生まれているんだろうなぁ、って感じたりします。
歪みと言われると何かネガティブなイメージがあるかもしれませんね。
確かに何かしらの歪みに気づいてしまった時、湧き上がる感情は良いものではないでしょう。
とはいえ、その歪みに気づいてしまえば、実はコミュニケーションのチャンスだったりします。
その歪みは現場にいればいるほど、身近であればあるほど「仕方ない」と受け入れてしまうことが多いので、実は歪んだまま毎日を過ごしていることが多いと思っています。
それが長年放置されていると、身体が凝り固って異常をきたすのと同じように、組織も何かしらの歪みを抱えたまま誰かが我慢をして辻褄を合わせている、なんてことが起こったりするんです。
それは大企業病みたいに言われることもあるかもしれません。
大企業だけに発症するのかと思いきや、中小企業だって10年も体制が変わらなければ、あちらこちらと凝り固まってくるのは当たり前の話。
ましてや今は変化の早い時代ですから、10年も新しい刺激なくして過ごしていては、中小企業といえども時代に取り残されていくのは必然なのでしょう。
かつて、わたしが少しだけ関わった製造業があるのですが、当時はある界隈では最先端の仕組みを確立していました。
色んな企業がベンチマーキングに来るような企業でしたが、この仕組みが一番であるとして、IT化にもそれほど前向きではなかった記憶があります。
その企業も10年以上の時が経った際、周りの評価は一変して「周回遅れ」とまで言われるようになってしまっていたのは懐かしい思い出です。
今関わらせてくださっている企業は意識的に変化を加えていると思っていますので、現状に満足せず、今起こっていることに対する自分なりの考え方を伝えていくのが使命だなぁなんて思っています。
〈募集中のMG/TOC〉
■1月4日-5日(土日)
おいでやすてるMG in東陽町
■1月18日-19日(土日)
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ジーラボMG in亀戸
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ジーラボTOC in東陽町
■3月29-30日(土日)
ジーラボMG in神田
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■5月24-25日(土日)
ジーラボMG in神田
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