組織にナンバー2がいるととても楽に運営できますが、そのナンバー2が抜けた時のことを考えておくことも大切ですし、人材の育成は幅広く実施して特性を把握しておくことが強い組織を作ります。
年始は計画を立てる絶好の機会とも捉えられるかもしれませんね。
今回も長年お付き合いのある企業の中期経営計画の作成をサポートしてきました。
例年では1日目は幹部を交えての短期計画、2日目に社長を含めて数人で資金運用を含めた中期計画という流れでしたが、今年は2日目も幹部が全員参加するというスケジュール。
「おおっと、2日目の幹部達は何するの?」と思いつつ、流れに乗ってみたらなんとなく体験してもらったら視点が変わるかなぁということが見えてきて。
1日目の様子を見ていたら、なんとはなしに幹部達全員も自分の担当エリアの中期計画をPLベースで作成してもらうことにしました。
あらかじめカリキュラムを決めておいたとしても、参加者の顔を見ながら何が必要か、なんてことが浮かんでくるようになったのが面白い変化ですね。
というのも、実は何年か前に大きな業態変化を行った企業であり、その際に多くの社員が入れ替わりましたから、社歴が長い社員がそれほど多くないというのが影響していたりします。
絶対的なナンバー2はいるのですが、それに続く人材というのがまだ輝きを放っていないような気がしているので、その原石を見つけていく必要があるって感じでしょうか。
存在感はちらほらと感じ取れる幹部はいるのですけど、まだ遠慮というか経験値というか体験というか。
あともう一押しが必要な気がしていて、期待感を持てるまでに至るにはちょっとの時間がかかるのかなぁっていう組織の印象でした。
そんなこともあって、社長の懐刀としてガッツリ動いていたナンバー2の社員が、この2日間も良い感じに数字を取り仕切っていたのですが。
そんな中で社長が1つの意思決定を行ったのがとても印象的で、来期からスタートさせる新規事業の社長をナンバー2に任せると発表がありました。
このナンバー2の幹部は取締役ではないですが、この5.6年は社長と一緒にPLとBSベースで経営計画を作り続けてきた幹部です。
最初はわけもわからずに資金運用を指示されたり、BSベースで経営計画を立案したりと、社員の身でありながらすごい量の努力をしていたのを見てきているんですよね。
まぁまぁの無理難題もこなしてきましたし、なんだかんだ言いながら社長の意図を汲んで形にしてきた苦労はとても伝わってきます。
そんな努力の末に発表されたサプライズな人事なので、この抜擢はわたしも嬉しいんですよね。
なので絶対に新規事業も成功して欲しいなぁと思う気持ちがあるのと同時に、さて現業は次のナンバー2というか、社長の傍らで活躍できる人は誰かなぁと思うわけです。
ナンバー2がこなしてきた仕事は新店舗の検討や資金運用などなど、経営者の右腕的な立ち位置ですから、これまで経験してきていない仕事ばかり。
それに加えて社長自身が切れ者でイケイケな人物像ですから、それを受け止めきれる能力と人間性が必要な気がするので、要求レベルはなかなかに高いかもしれません。
とはいえ、幹部にとってはチャンスでもあり、本人も知らなかった能力を発揮する可能性を期待できる変化でもありますから、どんどんと次の人材が出てきてくれるといいなぁって心から思います。
人材が足りない時こそチャンス到来という見かたもできますから、出られる杭はどんどんと出てきちゃうような環境作りがとても大切です。
〈募集中のMG/TOC〉
■1月18日-19日(土日)(あと3席)
ジーラボCFMG in神田
■2月25日-26日(火水)
ジーラボMG in亀戸
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ジーラボTOC in東陽町
■3月29-30日(土日)
ジーラボMG in神田
■4月18日(金)
マイツール日程管理 in神田
■4月19-20日(土日)
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■5月24-25日(土日)
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