未来を見通すことは誰にもできませんが、予測をしておくことはできますので、たとえ予測外のことが起きたとしても他の予測がしっかりとしていれば軌道修正は容易になるものです。
最近は経営計画の作成でお声かけいただくことが多くなった印象です。
先日も雪国まで赴いて、役職上位者全員で会社の数字を把握しながらの来期計画を作成していました。
MGをやると必ず来期の経営計画を立てますし、「経営は逆算である」という一倉定氏の提言も残されていますから、実は誰でも計画は立てられるのは間違いありません。
それでも依頼をくださるというのは何かしらの期待があってのことですから、その期待を最大限に汲み取って臨む感じです。
ただ単に毎年の恒例という雰囲気で呼んでくださることもあるでしょうけれども、最初に提供した価値に感動してもらったとしても、さて3回4回と繰り返した際にどれだけの価値になっているか。
経営計画は多くの企業が1年に1回、振り返りを行う企業は1年に2回くらいですから、まぁ多くのクライアントは1年前のことはすっかり忘れている可能性も高いのですけれどもね。

とはいえ、わたしが得意なのは【分析思考】×【目標思考】なので、1回1回積み重ねていくごとにデータが溜まっていきますから、こちらから打ち出す施策も色々と増えるものです。
社長の考え方だったり、営業のクセだったり、数字に対する向き合い方だったり、そんなデータが溜まると見えてくるものもあり。
実は3年4年と経過してくると、その会社の本当の実行力が見えてくるのが面白い傾向だなぁと感じています。
経営計画という数字を作る際に、来年の計画を赤字で計画する人は滅多にいません。
たまーに初めてMGに触れる参加者が赤字の計画を作ろうとする場合はありますが、最終的に赤字でいいと意思決定した場合はそのまま認めています。
ただ仮に来期は赤字の計画で会社が大変だから、賞与とか福利厚生とか営業にお金は使えないよ、という計画を社長から聞いたら、従業員からするとどんな感じ?とは聞いてからですね。

そんなことを考えながらの経営計画ですが、今回の企業は面白いことに来期想定している施策をきちっと実行しさえすれば、最初に予定していた利益よりも大幅にアップすることがわかりました。
意外に人の感覚って当てにはならないもので、実際に起こること・起こすことを数値化してみないとわからないものです。
とはいえ、この数値化したものもまぁまぁいい加減なもので、ピッタリと当たるわけではない数値です。
いい加減な計画なんてダメだー、と完璧な根拠と数字を求めたとしても、まぁまぁその通りに行くわけがないのが計画というもので、計画作りにあまり時間をかけてはいけない由縁だったりします。
時間をかけたところで実際に利益を出すための行動をしたわけではないですから、方向性が決まったら行動に移してみることが第一で、その後に計画との差を検証することで想定と行動を結び付けていくことの繰り返しが大切です。
世の中には計画を立てない企業がほとんどではあるけれども、立てた計画をそのまま放置している企業もまぁまぁ多い印象があります。
チェックをすることで行動が変わる時もありますから、実は大事な観点だったりするものです。
〈募集中のMG/TOC〉
■1月18日-19日(土日)(あと3席)
ジーラボCFMG in神田
■2月25日-26日(火水)
ジーラボMG in亀戸
■3月11日-12日(火水)
ジーラボTOC in東陽町
■3月29-30日(土日)
ジーラボMG in神田
■4月18日(金)
マイツール日程管理 in神田
■4月19-20日(土日)
ジーラボ流通版MG in神田
■5月24-25日(土日)
ジーラボMG in神田
■5月27-28日(火水)
ジーラボMG in赤羽
#経営#会計 #MG #TOC #ストレングスファインダー #全員経営 #ジーラボ #G-Labo