中小企業が日本の大半を占めるのですが、その企業の数だけ社長がいて、戦略がありますから、1つ1つを紐解いてみるのもとても興味深いものです。
今週の平日に社長と1on1で経営計画の作成を行っていました。
この企業もまぁまぁ長いお付き合いになってきているのですが、実はこの企業のデータは預かっていないことが今回判明しました。
最近のブログは各企業ごとの特徴であったり課題だったりを書くことが多かったので、この企業のことも書き連ねようかと思ったら、手元に何もデータが残っていないんですよね。
こんな点も企業の特徴の1つだと思っています。
企業ごとに社長がいるのはもちろんなのですが、計画を立てる際でも特徴が顕著に表れるもので、計画作成に入るまでの準備から当日の進行の仕方まで、まぁこんなにも社長って違うものなのかということを思い知らされます。
そんな仕事を毎年請け負っていますから、わたしはどんなタイプの人に出会っても動じなくなりましたし、想定外のリクエストがあったとしてもゴール設定を考えられるようになったのかもしれませんね。

そんな特徴のある今回の企業ですが、一番の特徴はわたしが介入しなくても会社の数字の把握ができる仕組みになっている、ということでしょう。
わたしの記憶の中でも、初回のお手伝いの段階から自社の販売データも含めて、きっちりと数字を揃えて臨んでもらえていたのを覚えています。
特に難儀するのは会計の売上と粗利の数字と、実際に販売したサービスごとの売上と粗利が合致しないということが、多くの企業で起こることです。
これって中小企業では仕方のない部分で、会計と営業が別のシステムで運営していたり、システムさえもなくてそれぞれが個別に数字を持っていたり。
究極系は会計も営業も数字なんて知ったこっちゃなくて自分たちはわからない、なんて企業もあります。
特に会計なんてめんどくさい業務は外注するのが当たり前ですから、結果さえわかれば自分たちで把握する必要なんてない、くらいの勢いですよね。

そんな感じですので、会計と販売の数字が合わない=税務上の売上と営業が把握している売上が合わない企業が多いですから、そこからわたしのサポートが始まるって感じですね。
そんな流れが一般的でしたが、この企業は自分たちの手持ちデータのみで完結をしてしまいます。
BSの数字に関しても、最初の数年はあれこれと深堀りしながら把握をしていきましたが、数年も経つときちっとBS改善を進めてシンプルに強い体質にしていってくれたのを覚えています。
そんな実行力抜群の社長なので、数字から見える改善点へのアプローチは早いですし、確実に進めて行っていることが目に見えてわかるのが毎年の楽しみって感じかもしれません。
今年も例に漏れず着実に業績を上げていっているのですが、その大きな要因は大手の目の届かない場所での営業戦略でした。
ランチェスター戦略でも言われていますが、中小企業で必要なのは戦力の集中であり、より大きな戦力のあるライバルと戦わないことです。
とはいえ、シェアを取るには大手の顧客をいただく事も必要ですが、うまーい具合に大手の目を盗んで削り取っていく営業が面白い&やり手だなぁと感心のしきり。
そんなことをあれこれ話し合える1日を過ごせることがとても幸せですし、どんどんと良い会社に変われるサポートをこれからもしていきたいですね。
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