会社組織の外側から見る視点は業界から外れていることが多いでしょうから、うまく組み合わせることができれば新しい観点を得ると共に、業界の非常識を発信する機会にもなります。
先日は顧問先と研修仲間を仕事上で引き合わせるために、あれこれと動いていました。
わたしの中ではあまりやってこなかった内容ですが、必要とあればなんでもやっていくつもりですから、その企業の未来を見据えて避けて通れない事柄は早く手を打っておきたい感じですね。
この感覚は企業内部にいるとわからないもので、業界の流れが世間の流れと同質化していると感じることもあります。
変化の遅い業界にいると、世間も同じように緩やかに変化していると感じてしまうってことかもしれません。
実際にはそんな都合の良いことはありませんので、自分の感覚とは裏腹に、世間はあっという間に変化して自社を置いていってしまうことがほとんどです。
業界は変化しないからと高を括っていると、ライバル会社がガラッと変わってあっという間に顧客を奪われる、なんてことが起こり得るのが今の時代というものでしょう。

そんなことも見据えておかないといけませんが、今回は世代交代を見据えての転ばぬ先の杖って感じだったかもしれません。
世代交代と言っても自社だけではなくて、顧客も変わりますし取引先も変わります。
長い年月をかけて強固なビジネスモデルを構築してきたとしても、その一部に綻びが生じた瞬間にうまく機能しなくなることもあります。
簡単な例では今まで仕入先から供給してくれた売れ筋の商品があったとしても、生産者不足等で仕入先が会社を畳むことになった瞬間に、その商品を入手する手段が失われるって感じですね。
売る物がなければ利益を生むこともできなくなりますから、根本的にビジネスモデルが崩壊することになります。
何気に気を付けていないと簡単に綻びというのは生まれますから、自社で起きている現象を紐解いて、過去現在未来と繋げて考えていくことが大事だったりします。

とはいえ、過去現在未来なんて表現方法を使ってもわかりにくいですし、わかったつもりでも実際に自社で起こっていることを考えてみる人は少数派でしょう。
そんなことをフォローするために、わたしの思考の中では単純にこの会社の利益を生み出しているのは何か。
そんなところから入ったりすることが多いです。
売れ筋商品があったり、引き合いが多かったり、黙ってても売れたりというものには何かしらの理由があり、顧客ニーズがあるものです。
それがどんな経緯を辿って生み出され、今がどうなっているかを調査することで、これからの推移を予測することはそれほど困難ではありません。
困難ではないのですが、おそらくはわたしの【慎重さ】×【分析思考】×【最上志向】が大きく関わっているのは間違いありませんから、全員が全員そんな予測ができるとは思わなくなりました。
逆にいえば、将来の予測からリスクヘッジ等をしていくことで貢献できれば、関わった企業が危機に直面することを大きく回避できて、これまでの成功体験を踏襲して安定経営を行うことができるだろうなぁと考えています。
基本的にわたしは在りもしない未来を視ることは得意ではありませんので、その会社をどうしていきたい等のビジョンそのものを創造していくコンサルは、資質的には性に合っていないんだろうなぁと思うようになりました。
けれども、【慎重さ】から発生する未来を予測することは容易にできるような感覚がありますから、わたしの役割として全うすることで、お互いの発展に繋げられたらなんて思っています。
コンサルと企業の相性って、たぶんこんな得意分野の相違から来ることなんだなぁなんて思う今日の子頃です。
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