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KAIZEN

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今があるのは過去の1つ1つの意思決定の積み重ねであることは変えようのない事実ですので、望む未来になりたい場合はこれからの意思決定を1つ1つ積み重ねていく必要があります。

 

先週はトヨタ自動車北海道の工場見学とモノづくり道場の見学をさせていただきました。

工場見学は日本全国のあちらこちらでやられているそうなのですが、モノづくり道場を公開することはほとんどないそうです。

実際の工場での動きや仕組みを見せてもらえる機会も貴重ですが、それを実現するための取り組みまではなかなか見えないものですし、見せてくれないものです。

それを短い時間とはいえ、惜しげもなく伝えてくれる時間というのはとても貴重であり、得難いノウハウの一端でしょう。

何せトヨタ生産方式を確立させるまで、何十年という試行錯誤の時代を乗り越えて形にしてきた経緯があると聞いているので、その辿り着いた先にはどんな光景が広がっているのか、とても気になるところでした。

まぁ、一言で言えば「HENTAI」に尽きますね。

海外では日本の改善の取り組みをそのままローマ字で「KAIZEN」なんて表現をします。

実は外国人では到底できないようなことを、日本人ってごく自然にやれたりするものなんです。

電車に乗る時なんて大人しく列に並んで降りる人を待っているとか、飲食店で何も言わずにお冷がでてくるとか、空気を読んでその場で相手が困っていることを解決してあげるとか。

東京オリンピックでは「おもてなし」なんていう言葉が使われましたが、そんなことができるのも日本ならではの感性や文化であり、昔ながらの粋という生き方なんだと思います。

その中でもトヨタ生産方式なんていう途方もない仕組みを実現できたのは、世界広しと言えども日本くらいしかないですし、それをやり遂げることができた大野耐一氏が天才であり、稀代の努力家なんだと感じた瞬間です。

そんな工場と取り組みを見させていただいて、ホントに「HENTAI」じみているなぁって思いましたけれども、道の行く末ってこんなにも美しいんだなぁと思えましたので、何かしら道を極めるというのはこういうことなのでしょう。

そんなトヨタ自動車の工場は、言い換えれば大谷翔平みたいなイメージかもしれませんね。

打っても投げても守ってもトップクラスの成績を残せるオールラウンダーなんて、世界広しといえども唯一無二でしょう。

大谷に憧れた野球少年がいたとしても、1年や2年でたどり着ける境地ではないのは当たり前な話であり、一般の企業がトヨタのような仕組みにしようとしてもまぁ厳しいのと同じです。

とはいえ、大谷といえども野球をやり始めた時期はあるもので、へたくそと言われたこともあるでしょうし、補欠の時期からコツコツと毎日を積み重ねて今があるわけです。

企業もスタートアップの時期があり、ちょっとずつの改善を積み上げてきた結果、今の企業があるのと同じなんですよね。

トヨタ自動車を目指す、なんていうと大それた目標なのかもしれませんが、そこへ至るプロセスは大企業も中小企業も変わるわけではなく、1つ1つの積み重ねであることには変わりありません。

むしろ中小企業の方が身軽な分、変化に対しての負荷総量が小さいはずですから、やりやすいまでありますしね。

自動車産業なんて車1台作るのに部品が3万点も必要であり、その中の1点でも歯車が狂うと車が生産できないという過酷な条件で成し遂げていますから、一般的な中小企業でできないわけがありません。

とはいえ、理想の姿へと近づく道は平坦ではありませんから、一歩一歩の歩みを止めることなく、改善を続けていくことがとても大切だと改めて感じた瞬間でした。

次回は11月に企画しているそうですから、一度体験をしてみるのも貴重な糧になると思います。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■6月21-22日(
 田川MG in福岡田川
■7月2-3日(水木)
 ジーラボMG in川口
■7月26-27日(
 ジーラボCFMG in神田
■8月30-31日(
 子ねずみ流通版MG in沖縄那覇 inst.千葉均
■9月1日(月)
 マイツール日程管理 in沖縄那覇
■9月13-14日(
 おいデカイMG in宮古島
■9月27-28日(
 ジーラボMG in神田
■11月2-3日(日月
 くまモンCFxMG in熊本
■11月15-16日(
 ジーラボMG in神田

※〈詳細・申込はこちら!〉※

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