記録を取るってまぁまぁめんどくさい作業に感じるかもしれませんが、計測できることは改善できることですから、何かしら改善したかったら数字にして記録をすることが大切です。
わたしは10代から30前半までの期間、飲食業で働いていたりしていました。
最初は高校生のバイトからスタートなのですが、就職氷河期もあってそのまま雇われ店長になり。
居酒屋やイタリアンなど流れに流れて、後半は料理の道に進むというなんともまぁ計画性のない道を歩んでいたりします。
とはいえ、この飲食業の経験ってバカにできないもので、ある面から見ればリードタイムの極力短い製造業であり、ある面から見れば緻密な計算から成り立つ成果の最大化を目指す仕組み化の現場です。
製品は少しのブレも許されないプロセスを経て提供されなければならないので、メンタルとスキルを存分に鍛えることができる場だったりします。
実は料理の現場でまぁまぁ大切な分野になるのが、数字による「計測」という概念なんです。

個人店では感覚で調理することもあるでしょうし、特にラーメン店のスープ作りなんてのもその日の感覚なことも多いかと思います。
たまーにスープ作りに失敗しました、なんて張り紙があって臨時休業していたりするのも、そんなことに起因しているんじゃないかなぁなんて邪推していたりして。
食べに行くたびにちょっとずつ味が違う、なんていうお店も個人店あるあるでしょうから、それを楽しめる人はファンになったりするかもしれません。
とはいえリスクの1つでもありますから、チェーン店にもなるとマニュアルが整備されていて、1品1品のレシピがgやcc単位で決められているものです。
レシピ通りに作れば誰でも美味しい料理が作れる素敵な仕組みがあるからこそ、どこで食べても同じ味を提供できるチェーン店という業態が成り立ちます。
このレシピを作る過程でもすべての素材の分量を計測して、味が濃いようなら出汁の分量や調味料を減らしたりと、新商品の開発過程は計測した分量のバランスを取って、最大の価値を生み出すというパズルを組み立てるようなものかもしれません。

新商品のみならず、既存商品も時代に合わせて変えていくこともありますから、今あるレシピにも着目をして変化させることもあります。
一般に改善活動なんて言われていると思いますが、何を改善するのかを明確にするためには、数字による計測が必要不可欠であるのがわかると思います。
もちろん感覚的に改善をすることは不可能ではありませんし、そんな場面を数多く見てきているとは思いますが、それはあくまでも個人の能力に依存する改善のことが多い印象です。
その場では良くなっても、再現性がなかったり横展開できなかったり。
そんなことを解決してくれるのが計測という行動であり、分量や回数、日数、時間なんてことを数字にして記録することで再現性のある改善が可能となります。
色んな改善方法がありますが、基本運用を計測を軸にすることで、行動の起こしやすさも横展開のしやすさも圧倒的に違うことに気付きます。
最初はまぁまぁだるいかもしれませんが、これを習慣にしていくととてもやりやすくなるのでオススメなんです。
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