高い目標というのは無理に感じることがほとんどですが、上を見ずに足元を見ながら一歩一歩進んでいくと、いつの間にか辿り着いていることもありますから、人の特性によって変えていくのが大切です。
先日は毎年サポートしている企業の経営計画作成を実施してきました。
社長とマンツーマンでやるようになってから7年、幹部社員を交えてやるようになって5年が経ちましたね。
初めて社員が実施した時はまぁ大変だった記憶がありますが、5年も経つとほとんど手がかからないくらいに成長をしているのが感慨深いんです。
経営計画と言えばMGを学んでいる人たちにとっては当たり前の考え方ですが、この企業はMGをしているわけではないので、いきなり逆算の経営の考え方で計画作成を作成していきます。
5年前は「そんなことできるわけがない」「毎年赤字の部門なのに黒字にしろって無理」なんて思いがひしひしと伝わってきますし、中には口に出して抵抗していた幹部社員もいました。
そんな日々のことを懐かしく思えるくらい、人って成長するものですし、人の成長に影響されて組織も成長していくのを目の当たりにできたことがとても嬉しい感じです。

この辺りの成長に寄与できるのは何もわたしの力というわけではなく、完全な役割分担がされているような気がしています。
わたしの基本的な思想として、わたしを必要としてくれる会社へ貢献することを信条としています。
それは簡単に言えば社長が苦手としている部分をわたしが補うということであり、今回の話で言えば部門の数字はわたしがフォローをして作成し、その数字を持って社長へのプレゼンを行うことで方向性を擦り合わせてもらいます。
この数字の作成も社長が行うのは厳しいですし、それだけで1日が終わってしまう、もしくは1日かけても終わらないなんてことも発生するので、わたしが間に入るって感じですね。
数字による目標を定めた後、どのような手段や施策を用いて実行していくか。
その両輪をそれぞれ得意な人が担って、スピードで回していくことが未来の強い組織を作っていくんだなぁ、なんて勝手に悦に浸っていますが、99%は現場の努力の賜物なので本当に頭が下がる思いです。

そして今回、2025年度の数字を各部門で作っている途中にですね。
毎年赤字が当然だった部門が初めて黒字に転換していたんです!
今でもはっきりと覚えていますが、5年前に初めて計画を立てている最中、部門長は本当にやる気がないというか、戸惑っているというか。
黒字化を達成するという覇気はまったく感じられないですし、口頭でも「無理です」と言い続けていた幹部社員でした。
赤字なのはビジネスモデルや環境がそれほどよくないということですので、部門長の責任はあまりありません。
そのことをちゃんとお伝えして、黒字はあくまで目標数字であるだけなので、いきなり黒字にするのは無理なのはわかっていますから、一歩一歩前年を超えることを目標に粘り強く続けていってもらった感じです。
そして今年、口調は穏やかですけれども心なしか嬉しそうに「黒字になったんですよ」と伝えてくれたのは、本当に嬉しい瞬間でした。
会社自体も過去最高売上になる見込みですから、成長を一緒に体験できるのっていいなぁって思います。
そんな会社を1社でも多く見届けていきたいですね。
〈募集中のMG/TOC〉
■11月7-8日(金土)
田川MG in福岡
■11月15-16日(土日)
ジーラボMG in神田
■11月29-30日(土日)
RFM-LaboTOC in築地
■12月20-21日(土日)
ビーラブCFMG in神戸
■1月3-4日(土日)
おいでやすてるMG in五反田
■1月17-18日(土日)
ジーラボCFMG in神田
■1月28-29日(土日)
ジーラボMG in神田
■2月14-15日(水木)
どさんこMG in札幌
■2月25-26日(水木)
スマイルCFMG in新潟
■3月21-22日(土日)
ジーラボMG in神田
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