昨日も強みセッションを2人させて頂きました。
自宅でのほほんとZoomしていると、あっという間に時間が過ぎる感じですね。
緊急事態宣言が終了してから、街には明らかに人が増えた印象があります。
少しずつ日常に戻っていく気配はありますが、完全には戻らないと思っています。
これからの世界がどうなっていくのか。未来は誰にもわかりませんが、どんな未来になっても自分らしさや人間らしさはなくさないようにしたいですね。
そんな今は6月のTOC研修の資料を準備しています。
せっかくなので、TOCについてちょこっと書いていきますね。
TOCはものすごく大好きな上に汎用性のある理論で、物事の多くはTOCで説明できてしまうのではないかとすら感じる理論です。
イスラエルの物理学者のエリヤフ・ゴールドラット博士が提唱した理論で、「theory of constraints」(制約条件の理論)の略でTOCです。
日本では漫画版が発売されているので、漫画だけでも読んでもらえるとかなりわかりやすいのでお勧めです!
この本は閉鎖の危機に陥った工場が舞台。
ある日突然、業績が回復しなかった場合は閉鎖すると宣告され、工場長に与えられた時間は3ヶ月だけという無茶振り。
そんな中でTOC理論を実践していった結果、閉鎖を免れるどころか、原石が見つかったと言わせるまでの工場となります。
嘘みたいなサクセスストーリーですが、とても再現性の高い理論なんです。
ゴールドラット博士はイスラエルで物理学を研究していましたが、あるきっかけで工場の生産管理をコンサルすることに。
それが目覚ましい成果をあげたので、その管理手法をITシステムとして開発をし、システム会社を立ち上げて販売していました。
そのITシステムを売り込むため、TOC理論のすばらしさを詰め込んだ小説「ザ・ゴール」を執筆したのが経緯です。
「ザ・ゴール」という本、元はシステムの販促物だったんですね!
そうしたら、何が起こったか。
この「ザ・ゴール」に書いてあることを実践するだけで、業績が回復する会社が続出しました。
これにはゴールドラット博士もびっくり。
システムを売っている場合ではないと気付き、システム会社を譲渡してコンサルタントとして活動を始めたんです。
本に書いてあることを実践すれば成果が出る。
そんな素敵なエキスが詰まったTOC。
多くの人に知ってもらいたいなって思っています。