今日は移動日で電車に揺られてます。
趣味でお気楽遠回りをして、夕方には目的地に着くような感じですね。
実はこれも必要な時間だと思っていて、ゆっくりと【内省】できる時間を確保しています。
何か考えることを決めているわけではありませんが、こういう時に過去の体験が結びついてひらめいたりする時があるのが面白いものです。
普段は全然下りてこないんですけれどもね。
そんな今日はせっかくの流れなので、情報のSTUVのお話をしてみようかなと思っています。
その中でも特にVisualが、わたしにとっては一番しっくり来ています。
わたし自身はというと、Visualにあまりこだわりがありません。
なので、逆におろそかにしてしまうタイプです。
でも、このVisualで納得する人や、動きたくなる人をたくさん見てきました。
契約件数などもただ数字が並んでいるだけよりも、グラフなどでビジュアル化することで今の状態がわかりやすくなります。
これを壁に貼りだしたりすることを、よく「見える化」といいますよね。
一時期、非常に見える化が流行ってなんでもかんでも見える化キャンペーンが行われていました。
最初は物珍しさから職場でも話の種になりますが、次第に見向きもされなくなる光景があちらこちらで見受けられます。
見える化の効果は企業ごとに異なるのは、見えている情報の活用度合いによって変わるからなんです。
見える化も上手に行わないとただの「見せる化」になってしまいます。
なぜ見せる化になってしまうか。
自分の見せたい情報を掲示しているからです。
とりあえず、今月の結果を貼っておこう。
こんなレアな情報は俺しか知らないから、知らせてあげよう!
そんな観点で掲示していると、ちょっと危険信号かもしれません。
みんなに見てもらって、どや顔している場合ではないですね。
ここでもやっぱり相手中心主義です。
どんな情報を提供すれば、相手の行動が変わるかを考えなければなりません。
情報も意図的・計画的に加工する必要があります。
営業成績を掲示するだけでは、ほぼ効果は見込めないでしょう。
なぜならば、ただの結果の提示にとどまっているから。
そんな情報は従業員にとっては「ふぅん」で終わります。
そのデータを知ったうえで、行動を変えるための一手が必要です。
目標との差異はどうなっているのか。
このままの状況で進行すると、最終的な成績はどうなるのか。
他の営業マンの進捗状況はどうなっているのか。
「見える化」は、その情報を見た人の行動が変わることがとても大切です。