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率よりも額

率よりも額

9月に開催を予定している三宅島のMG企画ですが、ほぼほぼ固まりつつあります。

会場と宿と懇親会はばっちり準備OKで、あとはダイビングや観光などのアクティビティを残すのみとなりました。

当初は2卓12名で計画をしようとしていましたが、3卓18名も全然いけそう。

ということで、もうすぐ追加募集ができるかなーと思っています。

なかなか楽しい学びの時間になりそうです。

全然関係ないですが、あるニュースサイトの見出しで「コロナ死亡率 日本は7.5% 英米20%超 持病の少なさか」なんて出ていました。

なかなか刺激的なタイトルに見えますが、巧妙に主語を抜いています。

昔は刺激的な見出しをつけると新聞や雑誌が売れて儲かっていましたが、今はそのような時代ではありません。

ということは、完全に勘違いをするように悪意を持って作っているか、物を知らない無知の記者が作っていると勘ぐってしまうのは仕方ないと思うようにしています。

でも、本のタイトルとかによく使われますよね、刺激的な文言って。

実は当ブログも8/3の「夜の学び」が最近では一番見られているので、人って正直だなぁって分析しています(笑)。

先ほどの死亡率は「入院患者数」のうちの死亡率です。

でも、見る人によっては「感染者全体での割合かも、めっちゃヤバい!」と勘違いをする人もいないとは限りませんよね。

そうやって見てしまうと、まぁまぁコロナウイルスに恐れを抱くようになるのは仕方ないような気がします。

また、日本と英米を比較していますが、分母が入院患者数です。

ということは、比較をするには同条件でなければならず、日本と英米の入院基準を同じにしなければ意味がありません。

入院基準を揃えているとは思えませんので、数字を並べて記載することには何の意味も見出せません。

そして一番大事なことは、率よりものほうを重視するべきだということです。

7.5%なのはわかったのですが、では実際の数はというと記事本文に書いてある2,638人中197人という結果です。

この人数の記載がなければ抽象的になり過ぎてしまい、事の大きさに気が付かないという事態が起こりかねません。

2,638人中197人でも7.5%、264万人中19万7千人でも同じ7.5%です。

同じ割合ですが、誰がどう見ても前者と後者の数字では明らかな違いがあり、起こすであろう行動も変わります。

同じようなことが会社でも起こっているかもしれません。

主には粗利益率であったり、売上高経常利益率やROIなどの率を使う会社もあるでしょう。

では、実際に稼いでいる額はどうなっているでしょうか。

率に気をとられるあまり、額を見失ってはいないでしょうか。

率も大切な指標ですが、額を求めないと判断を誤ってしまうかもしれません。

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