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見た人がいかに行動を起こせるか

見た人がいかに行動を起こせるか

今日はあれこれと資料作成が多いのと、不具合の対応の一日になりそうです。

あとは補助金関係でそろそろ動くことになりそうなので、対策を練る時間も欲しいところです。

あれよあれよという間に、コロナ禍による時間的な余裕がなくなりつつあるというところが本音でしょうか。

一般的な世間の雰囲気はまだまだ自粛ムードですが、動き出しているところは動き出していますね。

さて、そんな前回は販売データから現状の利益状況を把握できるところまで行ってきました。

実は現実の会社によっては、このデータを収集するだけでも一苦労だったりします。

その要因の1つはシステム化されていないため、売上情報のすべてが紙で保存されていたり。

1つは現場ごと・商品ごとの原価を気にしていないので、情報として集めていなかったり。

1つは必要ないと思っている方針制約だったり。

まずは自社の儲けの構造を知ることが第一で、それには販売と原価の情報を集めることは必須です。

わたしが少しお手伝いさせて頂いている製造業でも、個別受注生産が多い業態にも関わらず、原価情報が残っていません。

正確には残してはいるのですが、紙ベースの情報であり、集計もしていないので活用されていない状況でした。

紙で残してあるので、それで安心してしまうんですよね。

それでも儲かっているので、必要と感じていなかったのでしょう。

でも時代は移り変わり、コロナ禍の影響もあって、だんだんと今までのような営業が困難な時代になってきました。

そうした時代になり、自社が赤字に転落した時に初めて、慌てて販売実績の分析を行おうとしても時すでに遅しです。

分析したいデータもないし、検証したい自社の数字がすぐに出てこない。

赤字で大変なのに今からデータ収集して、状況を分析できるのが一年後から。

そんなことにならないように、できることは今からでもやっておくのが吉ですね。

微妙に話が逸れましたが、情報を集めたら見せ方です。

数字は事実ですが、その事実だけを表示させても効果は見込めません。

その数字が何を表しているのか、誰しもがわかるように表示する必要があります。

一般的には見える化と見せる化の違いで説明されることが多いですが、MG的に表現をするとdataをintelligenceに昇華させなければ人は動きません。

例えば、昨日の数字情報はinformationに近いですが、以下のように表示をさせるとどうでしょうか。

■2020年7月実績

M500円
Q10,000個
MQ5,000,000円

■2020年8月実績

M300円(▲200円
Q15,000個(+5,000個)
MQ4,500,000円(▲500,000円

儲けを表すMQが50万円も減っていることが一目でわかります。

情報はあればいいというわけではなく、人が行動を起こす際の指標にならなければ意味がありません。

情報をいかにして活用できる形にするか。

その考え方と見せ方がとても重要です。

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