前回はちょっと横道に逸れましたので、今回は想定通りに進めようかと思っています。
どうなることやら。
3Cの中での競合分析ですが、簡単に言ってしまうとライバル情報を集めていますか?という話です。
その第一歩として、自社のライバルを明確に5社挙げることができるでしょうか。
ちなみにわたしは当初、その5社を挙げることはできませんでした。
同じような事業をしている会社や個人事業主は星の数ほどいると思いますが、「ライバル」と言われると疑問符がついてしまいます。
結構こういう直感って大事ですよね。
データや理屈抜きで、おかしいと感じる部分をとても大切にしたいと思っています。
という話はまた置いておいて、5社を挙げることはできませんでした。
それだけライバルの存在を認識していなかったということです。
MGで例えると、とてもわかりやすいですよね。
自社以外のすべてのプレイヤーがライバルであり、競合相手です。
ちょっと目線を上げれば相手の会社盤が丸見えであり、どれだけの製品を持っていて、どれだけ研究開発をしているか、社員が何人いるかもわかってしまいます。
もう少し目を凝らすと、何行進んでいるかもわかるし、現金残高までわかるという至れり尽くせりっぷりです。
それらのライバル情報があるのとないのとでは、MGのゲーム進行や意思決定は変わるでしょうか。
ライバルは何個の製品を持っている?
セールスマンは何人いる?
研究開発チップは自社と比べて何枚差がある?
意識的にも無意識的にも、そんな情報を活用しながら意思決定をしているのではないでしょうか。
そんな情報を、現実世界の競合相手に対しても集めているでしょうか。
特にライバル情報は、意図的に集めていかないと残っていきません。
普段の業務の中や顧客との関わりの中で、ふと耳にするかもしれないライバル情報。
それらをデータとして残しているでしょうか。
さらには意図的にライバル情報を集めることを行っているでしょうか。
目線を上げて目を凝らして、ライバルがどういう会社盤になっているかを調べているでしょうか。
ライバルの価格は?
営業の仕方は?
どんなセールストークをしている?
ライバルの強みは?弱みは?
月に一回でも、会議でそんな話をしているでしょうか。
その情報を元に、自社の経営方針や販売戦略を立てているでしょうか。
自社の都合だけでは物は売れないということもお伝えしました。
市場だけではなく、ライバルの情報もとても大切な要素になります。