前回のブログでスピードが大事ですよ、というお話をさせて頂きました。
もうちょっと深掘りをしていくと、スピードがなければ勝てないのはなんとなくわかると思います。
お客様やビジネスパートナーとのやり取りの中では、スピードはとにかく重視すべきことの1つです。
お客様の要望であれば、可能な限り早く回答を出す。
回答を出せない場合は出せないという一報を素早く行い、解決に向けて動く。
ビジネスパートナーの場合は、迅速な意思決定を行う。
すぐに意思決定を行えない場合は、こちらも第一報を素早く行い、意思決定に必要な材料を集める。
どんな状況であれ、相手に何かしらのレスポンスをすることがスピード対応とも言えます。
即対応する、できない場合はこちらの状況を伝える。
なぜそれが必要かというと、物事が進まないから。
TOC的にいうと、工程の流れに生じる従属性が関係してきます。
要はこちらが相手に球を返さないと、相手はずーっと次のステップに進めないわけです。
ということは、相手の仕事が終わらない、やりたいことができない。
これってすごくストレスですよね。
人間って、待っている時間はすごく長く感じるものです。
ディズニーランドでアトラクションに並んで待っている時間も楽しい!
なんてのは幻想ですね。
でなければ、ディズニーランドで別れるという事案が生じるわけがありません。
自分が担当している工程は、どうしても前工程に引っ張られます。
前工程が遅れれば、自分の工程も遅れ、その後に待っている工程もすべて遅れます。
結果的に物事が終わるのが遅くなる。
この影響というのは、とても大きいんです。
例えば製造業だと納期が延び、途中の仕掛品が多くなり、在庫が増え、キャッシュが減ります。
デザイン会社だと未完了のデザインが増え、未完了の抱えている仕事が増え、従業員のキャパを超えてしまいます。
飲食店だと客の評価が悪くなり、滞在時間が長くなり、回転率が悪くなり、収益が減ります。
すべての面において早ければいいというわけではありませんが、相手から球を投げられたらすぐに投げ返す。
自分に球を持つことがないように心がければ、意外と物事がスムーズに進み、相手からも信頼されます。
相手を待たせることがない、そんなこともとても大切なことです。