対策を打つには正しい情報が必要です。
今日も今日とて出張なので、のんびりとホテル暮らしです。
そんな旅芸人みたいな過ごし方ですが、何気に夜ご飯はちょっと悩んだりするんですよね。
飲食店で一番目にするのが居酒屋なのですが、基本的にお酒を飲まないので夕食に居酒屋という選択肢がそもそもありません。
本当は定食屋さんに入りたいのですが、今どき定食しか出さないお店はチェーン店がほとんどになってきていて、さすがに出張時だけはチェーン店は選択肢に入りません。
カレーのようながっつり炭水化物のメニューは避けたいですし、蕎麦やうどんも同じような理由で除外されます。
となると残る選択肢があまりなく、結局安定のラーメン屋さんを始めとするメニュー豊富な中華系が多くなったりするんですよね。
その中でもタンメンの美味しいお店とか、野菜ましの二郎系とかが選択肢に入ったりするのが面白いところです。
そんな今回の出張も現状の振り返りと経営計画のお手伝いです。
経営計画を立てるにしても、何の土台もなく着手できるわけではありません。
経営計画と呼んでいますが、結局は目標設定と未来予測に基づく行動の決定ですよね。
未来予測はどうやって行われるかというと、自分の認識と持っている知識から組み立てられる、言ってみれば自分にとって都合のいい解釈です。
これが大きく外れるとなると、自分の認識が間違っているか、知識が足りないかのどちらかということが多いです。
もちろんコロナのような誰しもが予想がつかないことは別として。
ということは、少なくても正しい認識がないと経営計画の効果も半減することは容易に想像がつくと思います。
今回の企業も認識が少しずつ合ってきた企業です。
数年前からお手伝いをしていますが、当時は製品の原価を把握せずに経営をしていました。
受注管理のシステムはありましたが、入力するのは受注金額と数量くらいで、それ以外のデータがさっぱりありません。
仕方がないので概算でもいいからと売上の内訳を作成しますが、これが全製品一律の粗利益率。
そんなわけあるかーい、と心の中で思いながら最初の経営計画を立て終わったことのことを今でも覚えています。
その後の提案で売れ筋トップ10の製品だけでもいいので、各製品の原価をわかるようにしましょうというのが入ったのは言うまでもありません。
あれから苦節〇年、今回やっとシステムを通して製品別のP/V/Mが出るようになったんです!
わたし的にはこの感動は枕を抱きしめたままベッドの上でゴロゴロしたいくらいの感じなのですが、改めてこのデータを使って現状の振り返りをした経営者がぼそっと「(今までと)全然違うじゃん」。
本当に全然違うんです。
ある製品などは粗利益率で20%以上もズレているんですから。
これでは未来を見通すことはできないですし、意思決定も間違えるかもしれません。
それでも今回のデータは完璧ではないので、丸一日という時間をかけてデータ分析に費やした感じです。
その甲斐あって新たなシステムの修正点がいくつも見つかりましたが、現状分析が大幅に進んだことには間違いありません。
このデータを営業部や幹部と共有をして、会社の方針を決めていくことになるでしょう。
さて、一日を現状分析に費やしたので、これからの経営計画がとても楽しみです。