ちょっとしたサインに気が付くためには、日頃からの関係性がとても大切です。
いつの日からか、朝は早く家を出て静かなカフェでお仕事をするようになりました。
理由は特にある訳でもないですが、そうしたほうが色んな事がスムーズに進むような気がする直感のようなものです。
直感とはいいますが、周りの人たちが習慣にしていたり、興味のある著名人が話していたりするので、うまくいく確信はないけれどもある種の真似みたいな感じかもしれません。
実際にやってみると朝一番の頭がクリアな状態の時間はとても貴重だということがわかってきました。
昔は朝にとても弱くて、家を出なければいけない時間の15分前にやっと起きられる感じだったのに、人間って変わるものですね。
きっかけは何であれ、その時その時の課題を解決するための方法が降ってくるのかもしれません。
そんな朝一のカフェへ行く直前、唐突に電話が鳴ったんですよね。
最近は電話という同期型ツールを使うことはほとんどなくなって、それでもかかってくる電話は株の勧誘や銀行関係であることばかりな印象です。
友人とのやり取りはもちろん、取引の多くはLINEやメッセンジャーやメールなどの非同期型ツールで行われる時代になりましたよね。
なぜ同期型ツールが使われなくなってきたかというと、ぶっちゃけめんどくさいからでしょう。
同期型ツールの最大のデメリットは、お互いが全く同じ時間に同じ長さの時間を確保しなければならない点です。
電話をかける側はもちろんその時間を確保していますが、かけられる側は完全アポなしの不意打ちコンタクト。
例えて言うならば、飛び込み営業にいちいち対応するようなものです。
いくら仕事と言えども、このデメリットが大きすぎて使われなくなるのは時代の流れとしては当然の結果でしょう。
とはいうものの、電話がとても便利な場合があります。
それは緊急時です。
先日、予定通りに朝カフェへ向かおうとした時に、滅多にならない音が鳴っていました。
何の音、これ?って思っていたら、メッセンジャーの音声着信だったって感じですね。
しばらく聞いていなかった音だったので、着信音すら忘れていました(笑)。
そんな出来事があって久しぶりに電話を使ったわけですけれども、実はその事実だけで緊急なんだなって感じ取ることができたようなイメージです。
この人がこの時間に電話をかけてくるという事実が、日常とは違ったことが起こっているというサインなんです。
そんな違いを感じ取り、言い出しっぺの予定が入っているのにも関わらず、我がままを言ってキャンセルをさせてもらって対応をしたことがあります。
こんなにわかりやすいサインは滅多にないですけれども、形が違えども経営においても色んなサインが飛び交っています。
顧客が今までと違う要望を言ってきた。
部下の態度がいつもと違うように見える。
ライバルが新しい広告を出してきた。
表面に出てきているメッセージに耳を傾けて、それが何を示しているのかを感じ取る。
小さな変化の連続を見逃さないことがとても大切です。