事業を広げたいと気持ちが先行することがありますが、初取引は慎重に行うことが大切です。
初めての業者を選ぶのって、すごく大変なんだなって感じている今日この頃です。
ちょっと前に業者選びで失敗してからというものの、少し神経質になっているかもしれないと振り返っていたりします。
この辺りはわたしの【慎重さ】×【最上志向】がブレーキをかけているイメージで、投資した金額に満たない結果が返された時の気持ちの落差が激しい時が間違いなくあります。
先日送られてきたメルマガの記事にも、失敗事例としてウェブのマッチングサービスを使った業者が挙げられていました。
明らかに素人並みと言われるくらいクオリティの低い仕事をされたけれども、契約自体に不備はないので泣き寝入りするしかないという内容。
わたしも失敗したことがあった時は、そんなマッチングサービスでお願いをした業者でした。
マッチングサービスはお互い初めて出会うシステムで、ある意味では観光地の飲食店やお土産屋さんと同じようなものなのでしょう。
一回こっきりの出会いとして顧客を見た場合、リピートをしてもらうことを前提としたサービスを提供しない業者も潜んでいるかもしれません。
今後長いお付き合いをするつもりな気持ちを前提として契約を結んでしまった場合、いちいち細かい規約を締結しないので、手抜きの仕事をされても契約通りのサービス提供とみなされることを逆手に取るといった感じでしょうか。
そんな業者の特徴として、契約書とは説明せずにサインを求めようとする時があります。
というか、ありました。
そして、流れでサインをしてしまったのが去年の夏ごろでしょうか(笑)。
わたしは基本的にお人よしなのか頭が悪いのか、人を疑うことをあまりしないのが裏目に出たということですね。
さらっとした説明だけを受けて、流れでサインをしてしまったのが工事請負契約書。
相手から工事請負契約書だとは言われずにサインだけしてくれと急かされたものでしたが、内容を確認せずにサインしていい代物ではないのは今ではわかります。
当時は「早めに動いてくれる業者ならいいか」と安易に考えていましたし、間違いなく早く動かなければいけない案件であったのは確かでした。
でも、そのメリットをはるかに凌ぐくらいの違和感が、サインをするまでの過程の不自然さとして出ていました。
1つは建物のちょっとしたヒビを地震の影響と結びつけて、崩れるかもしれないと不安を煽る。
1つは片道1時間以上もかかるのに、急な案件だと呼び出して早急にサインを求める。
1つはこちらの要望で写真を撮って欲しいと依頼をしたにも関わらず、写真は何1つ残していない。
そして帰りに違和感を感じてサインをした書類を改めて確認してみたら、説明されていない工事請負契約書だったとしたら。。。ね。
業者選定を考え直そうとするも、サインをしてしまったのは工事請負契約書。
基本的には覆せない案件ですが、キャンセルするにはどうすればいいかと思案して行動した結果、なんとかなりました。
断りの電話を入れた時もだいぶ先方から粘られましたね。
契約のサインをしてから数時間しか経っていない時間でしたが、すでに材料を発注してしまったとか、明日から仕事を始めるために他の仕事に穴を開けているとか、まぁ色々出るわ出るわ。
材料はともかく、他の仕事に穴を開けるような業者は逆に信用できないでしょ(笑)。
兎にも角にも、無事にキャンセルできて良かった良かったといったところです。
でも本当に急ぎの工事だったので、知り合いに無理を言ってお願いをして、先の業者の半額くらいで施工できたような感じです。
そんなこんながあって、最近も業者を選ぶ機会が多いのですが、全て知り合い経由で紹介をしてもらっています。
持つべきものは仲間であり、かつきっちりとwin-winの関係を結べる努力だなって思います。