御用聞きから一歩踏み込んで、相手の懐に入ることが未来を作ります。
話すことはないけれども、話していたい。
そんなことを娘から言われて、困惑気味の夜が最近ありました。
夜も更けて日付が変わるくらいの時間なのに、布団に入っても全然寝ないで話しかけてくる。
ものすごく他愛もないことを話す時間が貴重で大事と感じながら、次の日も朝早いので早く寝てくれないかなと思っている自分がかわいいと、自分の心の中で分析していました。
わたし自身の子供の頃から思い出してみているのですが、話していたいといった感情が湧いてきたことはほとんどなかったような気がします。
ひょっとしたらそんな時期もあったのかもしれませんが、思い出せないんですよね。
そんな分析をしていたとしても、自分基準の考えを相手に押し付けることはしないようにしていますので、相手がやりたいことを精一杯やらせてあげたいなって思っています。
早く寝てもらいたいのには変わりありませんが、今しかできない瞬間を大事にしてあげたいような感じかも。
と、後から考えると良い風なことは書けますが、実際にできるかどうかは状況に左右されることが多いです。
第一に暗闇で見えないけれども、あまりにも遅い時間なので嫁の目が怖い雰囲気を醸し出していたり。
本当に他愛のない会話過ぎて、わたし自身が飽きてきたり意味を見出せなかったり。
そもそも他愛もない話をすることに慣れていないので、話題が出てこなかったり。
今の世の中では色んな障害があり、うまくいかないんですよね。
それは娘がリクエストしていることと、自分が得意なことが一致していない点に尽きる気がしています。
そんな時はどうするかというと、相手の本当の欲求を探ることになるでしょう。
表面化したリクエストは話をしたい、でした。
では、本当に話をしないと相手の欲求を満たせないかというと、実はそうでもないことが多いです。
話をすることで求めるものを得られるから、話をしたいんです。
相手は何を得られるかを考えると、楽しさであったり安心感であったり幸福感であったり。
真の欲求に気付くことができれば、何かしら別の手段で相手を喜ばせることは可能ということでしょう。
わたしの場合はたぶん、もっと多くの時間を一緒にいてあげることなのかもしれないなぁってうっすらと感じ取っています。
この仮説が正しいかどうかはわからないですが、これから実行して検証していくことになる感じですね。
とはいうものの、明日からの流氷MGで北海道にしばらくいますし、次の週末はMGフェスティバルなので、検証はちょっと先になるかなってところ。
こんな感じに、実は顧客のリクエストの中には、秘めたる達成したい欲求が潜んでいます。
必ずしもリクエスト通りに叶えられないとしても、欲求を満足させられる代案を提示することがとても大切になってきます。
顧客の欲求を汲み取り、自分たちの強みと掛け合わせることができるスキルがクリエイトであり、営業であったりするんです。
リフォームをしたいなぁという顧客のリクエストであったならば、顧客の思い描くリフォーム以上に、顧客の欲求を満たすリフォームを提案できるスキル。
選ばれ続けるためには、顧客の潜在欲求を察知することがとても大切です。