個人も個性の塊で集まってチームを作りますが、店舗や組織も個性の塊で集まって会社を作ります。
コンサルに入っている企業からの依頼で、店舗ごとにTOCを主軸として問題解決支援に入っていたりします。
がっつりというわけでもないと思いますが、1-2ヶ月に1回程度店舗を巡回して、抱えている課題をふんわりと解決していくような役割ですね。
初回巡回がある程度進んできて、各店舗の特色がちょっとずつわかってきたような感じです。
なるほどなるほど、こんな感じのメンバーがいい感じに店舗を運営しているんだろうなっていうのが垣間見れて、とても面白い感じです。
店舗によっては全員ストレングスファインダーを取得してもらっているので、資質を見ながら楽しく経過を観察できるのがすごくありがたい環境です。
PDSのSはSeeで観察をするですが、多方面から事象を観察/分析したいわたしにとってはとってもやりやすい。
店長のタイプも各店舗で異なっていて、店長がバリバリ引っ張っていく店舗もあれば、部下がワイワイと言いたい放題言っている店舗もあり、はたまた店舗全体が静かだったり。
1人1人が素敵に役割を担っていて、店舗で働いている社員さん達も個性的な人達が集まっているのがわかります。
人の成功要因はそれぞれに違っていて、それが才能や強みといった言葉で共通言語化されてくると、人間関係に面白い効果をもたらしてきます。
それが店舗全体の運営であったり、雰囲気を決めていたりするんですよね。
この間サポートした2店舗のうち、1店舗は店長が【コミュニケーション】×【活発性】×【指令性】でグイグイ引っ張っていくタイプの店舗で、社員さんが頼もしい実行力資質でやり遂げるようなタイプ。
もう1店舗は店長が【調和性】×【慎重さ】×【公平性】な上に人間関係構築力に6つの資質が固まっており、全員の意見を聞いてまとめていきたいとするタイプ。
まるっきりタイプの違う2人の店長でしたが、店舗スタッフと協議した結果、どちらも集客がボトルネックだという位置付けでスタートしました。
ちなみに半年前に初めてTOC研修を行った際のボトルネックは契約時のスケジューリングであり、そのボトルネックは半年間で改善されて全店舗展開をされていたのが素敵な成果ですね。
店長のタイプが違えば、店舗運営のやり方も違う。
でも課題は同じ。
そうなると何が起こったかというと、集客についての解決方法が店舗によって異なる対策を打ってくれるんですよね。
これってすごく素敵ですし、わくわくするような未来に繋がるなって一歩引いて見ています。
店舗でも部門でも営業でも、はたまた野球やサッカーといった団体競技でもいいですが、色んな人がいて1つのチームを作っていますよね。
チームメンバーの個性や長所を活かして、楽しく結果を出していきたいと誰もが思うでしょう。
人にも個性があるのと同じように、店舗運営にも個性があるんです。
そして、店舗の長所を活かして結果を出してもらえれば、会社全体に良い影響を及ぼします。
同じ課題に対して、色んな店舗が色んな対策を試してみる。
今の時代は何が当たるかわからないので、できることは色々と試してみることが必要です。
そして成果が出たことを、横展開してさらに試行数を上げて試してみる。
素敵な組織は自然と、そんな方向に舵を取れるんだなって感じた一日です。