計画が形骸化することは大いにあり得ることですが、計画の意味を何度も繰り返し伝えることと、計画に向かっていく執念を見せることがとても大切です。
最近はあまり本を読めてなかったですけれども、少し一倉定さんの本を読み返しています。
一倉さんの本を読むと身が引き締まるというか背筋が伸びるというか。
書いてあるのは経営のテクニックよりも心構えなので、常日頃から忘れてはいけないマインド面の話が多いですね。
身が引き締まるということは、自分が油断をしているのかもしれませんし、現状に安穏とする気持ちがあるのかもしれません。
一倉さんが亡くなられて20年以上が経ち、リアルに知っている人はだんだんと少なくなっているそうですが、直接指導をして頂いていた社長からお聞きすると、まぁ猛烈コンサルタントだったとお聞きします。
とにかく情熱の人で、朝から晩まで高いテンションでまくしたてるパワーがすごいと、よく聞いたものです。
そんな本の中に書かれている一節「知って行わず」。
多くの会社で困っていることの上位に位置しているかもしれないなと感じています。
目標を立てて、その目標を達成するための計画を立てることは多くの会社がやることであり、誰にでもできるたやすいことです。
目標は虚像であり、計画は真っ赤な嘘。
変な言い方をすれば、適当に作っても立派な目標はできますし、それっぽい計画も立てられます。
難しいのはその後の実行であり、実行した後の結果から目標へ到達させるための統制だったりします。
実行すらしない組織はビジネスの舞台に立ち続けることは困難になるので論外ですが、実行した後に計画との差を検証し、その差を詰めることに知恵をどれだけ絞れるかが鍵を握ります。
わたしが関与しているクライアントにも、毎月の行動計画を作ってもらうことがあります。
喜んで取り入れる企業もあれば、そこまではいらないと自力で計画を進める企業もあって、その辺りの取り組みの違いも面白いなぁと感じつつ。
年間の経営計画をみっちり立ててもらった後、その数字を元にして具体的な行動計画を作ってもらっています。
経営計画は誰にでもできますので、少なくても売上目標と利益目標は策定するという企業がほとんどでしょう。
極まれにそんなことはしないという社長もいますが、そういう社長はやれることは全部やっていて、自然とPDCAが回っているのが面白いところです。
さて、そんな行動計画ですが、経営計画を作ったはいいけれども実行できていないということに心当たりはありませんでしょうか。
心当たりがある場合、それは目に見えるようにしていないからかもしれませんし、数字に表していないからかもしれませんし、チェックをしていないからかもしれません。
しっかりと実行を行っているか、実行後の振り返りと再計画ができているか。
絶対に実行して達成するという執念と共に、行動計画のチェック体制がとても大切だったりします。
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