Blog

ブログ

50%オフ

50%オフ

値引きは中毒性があるとも言われていますが、値引きをしなくていい付加価値をつけることが経営課題となります。

最近来ている、とある通販の販促メール。

ここまでくるとかえって清々しい気持ちになりますが、なんだかなーという気持ちにもなる、なんとも不思議な光景です。

値引きは販売促進の手段として多く使われる手法であり、日常的ともいえるくらいにあちらこちらで目にすると思います。

消費者の目線からすると値引きが当たり前のような感覚になってしまい、「え、割引ないの?」と定価販売自体が悪いように表現する人もいたりいなかったり。

地域によってはそれが文化になっている所もあるかもしれませんが、そこには経済格差などといった他の要因も加味される場合もありますので、一概にはなんとも言えません。

そんな値引きなのですが、一般的な商品やサービスに値引きを乱発するのはあまりいいことではないと思う今日この頃です。

値引きをすると消費者はもちろん喜びます。

人は何かを得た時よりも、何かを失うことに対して意識が向くため、痛みを感じやすいと言われています

モノを買うという行為はモノを得られると同時に、お金を失うということ。

この失うお金をなるべく少なくして、多くのモノを得たいと無意識に考えてしまうのが一般的な感覚です。

わたしももちろんそう考えますし、何かしらのモノやサービスを購入する際はまぁまぁあれこれと検討して買いますしね。

このブログを書き始めるほんの10分前も、必要なものをどこから買うかなぁと検索をしていたら、メルカリの未使用品が魅力的だったのでポチっています。

メルカリは販売者が企業ではないことが多いのであまり当てはまらないかもしれませんが、値引きをするということは何が起きるかというとサービスの単価が下がり、粗利益が下がり、最終的な企業の利益が下がります。

企業の利益が下がるというのはなんとなく肌で感じる点ではありますが、「粗利益が下がる」ということが企業存続の生命線なこともあり得ます。

粗利益は企業がサービスを提供することによって得られる価値であり、一般的には売価から原価を差し引いた金額です。

企業から見たら粗利益はそうなのですが、消費者から見たら対価に対する価値をどれだけ提供してもらったことなのかを測るのが粗利益。

ラーメンの麺とスープが300円で買えるとして、お店で美味しく調理してもらったら1,000円払ってでも食べたいのならば、そのお店には700円の価値があるから食べたいとなりますね。

逆に300円で売っていても買いたくないお店もあるわけで、それはタダでも欲しくない商品を売っているお店ということです。

値引きをしなければならないということは、商品に魅力がなくなっているということかもしれません。

その理由はいくつも存在し、飽きられたのか、代替品が現れたのか、ライバルが値引きしているのか、品質が低下したのか、ライフサイクルが限界なのか、調査してみないことにはわかりません。

自社の商品と市場の動向は、常にアンテナを張っておくことがとても大切です。

 

〈直近のセミナーのご案内〉
■12月22-23日(水木)
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)
■1月8-9日(
 ジーラボTOCin沖縄
■1月22-23日(
 ジーラボキャッシュフローMG
■1月26-27日(水木)
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)
■2月14-15日(月火)
 大宮おいでやすMG(MQ戦略ゲーム)
■2月23-24日(木)
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)
■3月20-21日(日月
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)
■3月23-24日(水木)
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)
■5月4-5日(水木
 おいでやすMG(MQ戦略ゲーム)
■5月21-22日(
 ジーラボMG(MQ戦略ゲーム)

※〈セミナー詳細はこちらをクリック!〉※

#経営コンサルタント #MG #TOC #ストレングスファインダー #全員経営 #全員会計 #ジーラボ #G-Labo

記事一覧に戻る