日本人には日本語が一番伝わりやすいと思いますので、カッコいいからと横文字を使う必要はあまりなかったりします。
横文字が並ぶとよくわからないっていう人、いますよね。
わたしも実はその1人なので、難しそうな単語はもちろん、一般的と思われている横文字もなるべく使わないように心がけていたりします。
この難しいか難しくないかの境目は人によって異なるので、本当に日常的に使っている言葉を使うことが共通言語化への第一歩なんですよね。
ある企業などは経営計画書にフリガナを振っていますし、ある製造業は小学生がわかるように文章を書くようにしているという話もあります。
経営者が社員に想いを伝えるために、人知れず血の滲む努力をしていると感じる瞬間でもあり、伝えるということがどれだけ難しいかも目の当たりにします。
それだけ伝えるのは難しいですし、はてさて伝わったからといって実行してくれるかというと、それはまた別の話になりますので心労が窺えるでしょう。
そんなわけで、一生懸命わかりやすい言葉を使うようにしているのですが、世の中とても便利な言葉があるんですよね。
困った時に使えばそれっぽくなる魔法の言葉みたいで、思わず使ってしまいたくなる横文字。
パッと思い浮かぶのでマネジメントとかコミュニケーションとか、そういったところかもしれません。
よく使われる言葉だと思うのですが、言葉が持っている意味合いが幅広過ぎて、使っている人によって意図が異なっていることが多いなぁというのが感想です。
ここをあらかじめしっかりと定義しておかないと、思わぬコミュニケーションミスが起こるわけです。
ね、こんな感じに思わず便利だと思って使ってしまいますが、じゃあどんなミスが起こっているかはさっぱりな感じで、明確になってなくてふわっとしている印象を受けます。
マネジメントは、英語の本来の意味合いでは「やりくりする」と言われています。
今ある技術や人や時間を有効に使ったり、現場の権限で付け足したり、知恵を出し合って工夫したりすることで、なんとかやりくりして物事を推し進めるようなイメージですね。
ラーメン屋さんを開業したけれども、いつもスープが売り切れるという店舗のやりくりなら、あらかじめスープを2回転作っておこうとか、カセットコンロを1つ調達して仕込める量を増やすとか、思い切ってスープを外注に出すとか。
そんな手を考えて実施して、利益をあげて分配できるキャッシュを増やすのがマネジメントという名のやりくり上手って感じかもしれません。
同じように考えると、コミュニケーションは「やり取りする」になるのかな、なんて思っています。
同僚や部下とうまくやり取りができていれば、想定通りの結果が出てくるでしょうし、上手にやり取りができていなければ想定外の結果になってビビることもあるような気がします。
ラーメン作りを部下に任せる場合では、作り方の教育をうまく部下とやり取りできていれば美味しく作ってくれるでしょうし、うまくやり取りできなかったら品質が下がる感じですね。
マニュアルやイラストを使ったり、相手に合わせて言葉を選んだり、相手に伝えるために色んな工夫をするのがコミュニケーションという名のやり取り上手ってイメージかもしれません。
普段使っている便利な言葉も、明確に定義してあげればしっくり定着することもあるのが面白いところです。
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