知りたいことがすべて知れる時代ではありますが、その情報だけですべてが把握できるわけではない時代でもあるので、不完全な情報の中で勘を研ぎ澄ませる訓練が必要だったりします。
わたしは子供の頃からまぁまぁゲーム好きで育ってきたような感じです。
小学校の頃にファミコンが発売されたのは大きな動きでしたが、それ以前にもぴゅう太だったりカセットビジョンが家にあった環境でした。
据え置きのゲーム機以外にも保育園の頃から麻雀だったり将棋だったり囲碁だったりと、色んなゲームに触れてきたものです。
大学にもなるとPCやボードゲームや競馬にも手を出していって、何気に幅広く楽しんでいるなーって、今になって振り返ります。
まぁまぁの大人になった今ではMGが一番好きなゲームの1つになっていますが、実はゲームには2つのカテゴリに分けられます。
完全情報ゲームなのか、不完全情報ゲームなのかという観点です。
簡単に言うと、ゲームの全貌をすべて把握できるゲームが完全情報ゲームで、何かしらの情報が隠されて把握できない部分があるゲームを不完全情報ゲームと言います。
例えば、将棋は盤面も相手の手駒も含めてすべて把握できるので、将棋は完全情報ゲームです。
対してトランプを使うゲームの多くは相手の手札が見えないなど、把握できない情報が出てくるので、不完全情報ゲームに分類されます。
昔のゲームは本当に情報が少なくて、ファミコンで発売されたソフトは学校で情報交換されて攻略が進んだというゲームが少なくありません。
当時、特に情報の少なかったポートピア連続殺人事件とか、たけしの挑戦状とかのソフトは、みんなで家に集まってあーだこーだとやってたものですし。
あのドラクエで最高難易度と名高いドラクエ2に至っては、3人目の仲間を加える謎解きすらゲーム内ではかけらしかヒントがないといういじわるさで、まぁまぁ手ごわかったですねー。
そんなこんなで、情報がなくてもあれこれと試しながら夢中になっていた日々が懐かしいなぁと思いながらも、実は今でも同じようなことをやっていたりします。
基本的に仕事をする上で、完全情報を得られることはまずありません。
強いて言えば、総務や経理の仕事は完全情報を集めて処理をする部署かもしれませんが、基本的に付加価値を生み出さない部署なので今回は除外します。
ビジネスにおいて付加価値を生む際、お客様にサービスを提供して対価を頂くにあたって総じて不完全な情報に囲まれています。
お客様の要求が常に一定とは限りませんし、要求が変われば心情も変わり行動が変わる、ライバルも変われば技術も変わり製品も変わっていく。
今持っている情報は明日になれば使い物にならなくなっている可能性すらあるので、世の中は不完全情報に囲まれながらも意思決定を行っていかないといけません。
そんな状況の変化にイライラしたり、一喜一憂していたら判断を誤ってしまう可能性がありますよね。
不完全な情報から状況を整理して、ちょっとした勘を働かせて意思決定をしていく。
そんなことを訓練できるのが不完全情報ゲームであり、麻雀だったり人狼だったりMGだったりします。
麻雀も楽しいですよねー。
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