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投入は全てを制する

投入は全てを制する

会社が暇なときは全く気にしなくてもいい投入量ですが、ボトルネックの作業量を超えた時にどう振る舞うかで未来が決まってしまいます。

 

投入は全てを制するという言葉がTOCにありますが、一般的な言い方では「準備8割」とか言われることがあるかもしれません。

だいたい仕事の成果は始めた段階でほぼ決まっていることが多いということではありますが、まぁ中には例外はあります。

研究開発を始めとして教育や試験的な施策など、最終的な成果が見えずらい施策についてはこの範疇には収まりません。

これらについては計画や準備が役に立たないことが多く、成果が表れるかどうかすらわからないことについて途中評価をする行為自体が、評価することが目的になってしまっているでしょう

教育はちょっと違うんじゃ。。。と感じるかもしれません。

しかし、教育を行う際には明確な目的があるのがほとんどですが、その目的通りに社員が成長することはほとんどなく、期待外れのこともあれば予想外の効果を発揮することもあるのが教育というもの

そんなカテゴリは除外するわけで、今回はあくまでオペレーションレベルの話であり、通常業務に関しての話だと思ってもらえればと思います。

投入とは簡単にいうと仕事の割り振りを決めること。

投入はビジネスモデルによって異なりますが、投入はお客様からの受注であったり、生産量の決定であったり、営業回数であったりと色々あるでしょう。

ビジネスをしている経営者の身としては、可能な限り利益をあげたいと思うのは当たり前の話であり、会社を存続させるためには必ず必要な要素なので、日頃から追い求めている基準かと思います。

なので、時にはちょっと無理をしてでも過剰な投入を行ってしまうこともあるのが世の常なのではないでしょうか

需要が少ないうちは投入量はほとんど気にしなくてもいいのですが、問題は社内のボトルネックよりも多い受注が来た場合の投入方針です。

せっかくのお客様からの注文なのだから、無理して引き受けて現場が火の車なんていうことにはなっていないでしょうか。

時々話に聞きますが、「昔は朝から朝まで働いていました!」なんていう企業にも巡り合いましたし、それが1社だけじゃなかったのが今にして思えば笑い話な感じになりますね

経営者的には受注が入ったら速やかにお客様へと納品して、キャッシュに変えたいのが心情でしょう。

時には全社を挙げて取り組まなければならないほどの大量受注もあると思いますし、そんな時は連日残業をしなければ作業が終わらない日々が続くかもしれません。

でも、連日残業の日々が日常となっていたとしたら考え時でしょう。

仕事が大量にあるからといって、受注したありったけの仕事を現場に投げてしまった場合、ほとんどの社員は真面目な気質の人ばかりなので、与えられた仕事をきっちりとこなそうとします

そうすると進捗の把握や資材/外注の発注、関係各所との連携や顧客対応などが仕事量に比例して多くなり、1つ1つの仕事をこなす時間のはずが雑務に取られることになりかねません。

結果的に業務にかけられる時間が少なくなってすべての仕事の進行が遅れ、顧客対応が遅れ始め、そのフォローに時間を取られるという悪循環が発生します。

現場は目の前の仕事を一生懸命にこなしますので、忙しい時にどれだけ現場に業務の投入を行うか、現場のフォロー体制をどうするか、経営者や幹部の振る舞いが試されるといったところでしょうか

実は投入と簡単に言いますが、少し先の未来の会社を決める重要な意思決定なのです。

 

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