本来の役割はもちろん大事ですが、責務を全うした上でプラスαの価値を生み出せるのは素敵ですし、他の人がフォローをしてくれたりしてたらもっと素敵な環境になります。
Webの記事で東京ディズニーランドのキャストの行動が賛否両論になっていました。
ディズニーランドは夢の国とも言われていて、日本は当然として、世界でも知らない人の方が少ないくらいの知名度がありますよね。
なぜ夢の国と呼ばれるようになったかは諸説ありますが、わたしが好きなのは生みの親ウォルト・ディズニーが夢見ていた世界を作ったという所以。
その夢が現実から離れられて忘れることができるくらい、ディズニーランドには楽しいアトラクションや愉快なキャラたちが盛り上げてくれる、大人でも楽しめる素敵な場所になったんだそうです。
そんなウォルト・ディズニーはとても創造性が豊かな人で、10代の頃にはアニメーション作品を手掛け、20代前半には自分のスタジオを立ち上げるような才能溢れる人物。
そんな人物が夢見ていたこととは、実は「積極的に未知の世界をたずね自発的に学ぶことの楽しさを、若い世代に伝えること」なんです。
そんなディズニーランドなのですが、日本での開園は1983年。
もう40年近くも経過しているのですが今でも真新しさは失われず、その間には留まることを知らない進化の過程が見られるでしょう。
次々と新しいアトラクションを建設してリピーターを増やし、新しい駅を誘致して利便性を向上させ、ショッピングモールやホテルを整備して右肩上がりに来場者を増やしていきます。
経営的には4年目の1986年には黒字化を達成し、開業以来の累積損失を一掃するまでになったのは、まさに留まることを知らない進化の繰り返したる所以です。
「ディズニーランドが完成することはない。世の中に想像力がある限り進化し続けるだろう」(ウォルト・ディズニー)
この言葉をそのまま実現したような成功が東京ディズニーランドにはありますし、今でも進化を続けているのは創始者の思想をしっかりと受け継いでいるからなのです。
そんな夢の国のディズニーランドでも、キャストがショーの最中に音楽に合わせて華麗なダンスを踊ったが故に、賛否両論の議論が繰り広げられることになってしまいました。
そのキャストはステージ上にあがっているキャストではなく、客席側でゲストコントロールを担当しているので、厳密にいえば本来の役割ではないことをしています。
それがどうも「役割を放棄していてけしからん」と見る人もいれば、「ゲストを楽しませようとする姿勢が素敵」と見る人もいて、まぁtwitterなどが騒がしくなったりします。
どちらの言い分も理解できますし、どちらの考え方も状況によって成功に導いてくれる手段には変わりありません。
でもまぁここは「夢の国」なのですから、このキャストの創造性とエンターテイメント性から新しい学びに繋げてもらえたら素敵な世の中になるんだろうな、なんてチラッと思ったのが今回のブログを書こうと思った経緯だったりします。
キャストの役割はこうだ!と型に嵌めて行動を制限するようになったら、新しいものを生み出す創造性・想像力や自主性・自発性などの行動源泉は全く発揮されなくなります。
もしそんな世の中になってしまったら、進化なんてものは高嶺の花となり、過去の栄光だけで生きていくことになってしまうでしょう。
今を整えるのが1つの個性や手段であるように、未来を創るという個性や手段にも寛容な世の中でありたいですね。
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