近くても見えていないところにキラリと光るものがあったりしますので、店舗間や部署間での横展開ができるというのは組織の大きな強みとなります。
前回のブログで全国旅行支援に触れましたので、今回はその事を絡めて書いていこうかなと思っていたりします。
全国旅行支援がスタートしてから、ありがたく東京・北海道・千葉・沖縄・神奈川・新潟・福岡・福井で利用させて頂きました。
本当は山形も行く予定でしたが、状況の変化により場所を東京に移しての対応を行ったので、残念ながら名前を連ねることはできませんでした。
そんな行く先々で現地で使えるクーポン券をもらえるのですが、この扱い方が各地で異なっていて面白いんですよね。
2020年にスタートしたGoToトラベルでは紙クーポンと電子クーポンが配布されていましたが、実は2つの決済方法を用意したことでちょっとした混乱が現場で起こっていました。
ある店は紙クーポンしか使えないとか、ある店は電子クーポンしか使えないとか、まぁてんやわんやしていたのが記憶に新しいですね。
それを過去に学んだのか、今回は紙か電子かのどちらかしか配っていないようです。
電子クーポンを採用しているのは東京・神奈川でしたが、専用アプリを見てみると他にも大阪・静岡・和歌山市で使えそうな感じですね。
電子クーポンとは言ってもQRコードを渡してくれて、それをアプリにチャージする形式なので汎用性が高く、QRコードをそのままお店に持っていっても使えるので実質的な処理は1本に収めているスマートなアプリを採用していました。
その他の地域はすべて紙クーポンでしたが、これがレジで特殊な処理を行わないといけないらしく、レジでわちゃわちゃしている現場スタッフを目の当たりにすると、まぁまぁ大変そうな仕組みになっているようです。
そんな中でひときわ異彩を放っていたのが沖縄です。
自治体は何を思ったのか、1枚1000円の紙クーポンの裏面に日付と名前の記入をしなければならないという仕組みを作っていたので、レジで使おうとするとまずペンを渡されます。
ここで例えば3枚使おうとするならば3枚すべてに、10枚使おうものなら10枚すべてに日付と名前を書かないとお会計ができない仕様なので、仕方なく全てに日付と名前をばばばばーっと書いていきます。
やっとこさ書き終わって店員さんがクーポンを受け取ると、それをテーブルに並べて手持ちのタブレットでQRコードをスキャンしていくので、ここで多重使用などのチェック処理が行われているのでしょう。
ここまで終えたらやっと会計ができるのですが、ふと後ろを振り返ると会計待ちの大行列ができるわけです。
先日も国際通りのステーキ屋さんのお会計で使おうとしたら、レジに大行列ができていたので席で眺めて待っていたのですが、5分以上経っても列が短くならないので仕方なく並んだのはいい思い出です。
途中でレジの人が交代するのですが、「もう無理。。。」とボソッと呟いていたのがなんとも物語っていますね。
東京や神奈川のQRコード決済形式と比べたらとても非効率で、現場に優しくない仕組みを採用しているといったところでしょうか。
行政の導入するシステムなのでしょうがないといえばしょうがないですし、導入するお店側も少なからず来店が見込めるというメリットがあるので、たとえどんなシステムであっても使うでしょう。
ただ、もっと便利なシステムを使っている自治体があるのも事実です。
これは自治体だけに言えることではなく、実は自分の会社の部署でも起こっている事態かもしれません。
飲食店など店舗間が離れている部門はもちろんですが、同じ建物に存在している他部署の良いところに気付いていないしパクれていない、なんてことは世の中で普通に起こっていたりします。
人もそうですが、店舗や部署も短所はよく見えてしまって長所はなかなか見えないものです。
他のよいところはすぐ真似ることができる感性がとても大切なんです。
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