基礎は繰り返し実践していくことで身につきますが、さて形が変わると同じようにできるかどうかは応用力が必要であり、基礎をどれだけ理解しているかが関わってきます。
先日は秋田から講師の方を招いて、流通版のMGを主催させていただきました。
普段はわたしが講師側を務めることが多いのですが、自分がやるだけでは客観的な視点でのブラッシュアップがしづらいですし、伝え方も固まってきてしまう場合があるのを実感します。
わたしは雇われ社員の時代に上司命令で経営ソフトのインストラクターをやれというのがきっかけで、なんだかんだと講師業がスタートしたような感じです。
それまでの仕事は飲食業⇒IT業とやってきているので、経営や会計の知識なんて何1つない状態ですから、そんなスキルのない社員を唐突に社長の群れの中に放り込んだのはスパルタ指令のようなものかもしれません。
でも、そんな環境だからこそ試行錯誤して勉強せざるを得ないという経験をさせてもらったので、今の自分自身があると思っています。
当初は大変というか、経営者向けのセミナーなので講義内容も経営者の仕事も社長という人物像も、何もかもが訳の分からない世界でしたから、未知の情報量が多すぎて思考停止していた時もありました。
人は成長するにはいくつかの壁を越えなければならないと話に聞きますが、間違いなくそれに値する出来事でしたし、そんな機会をくれた方々には感謝しかありません。
そんなわけで流通版のMGです。
流通版が生まれた経緯は色々とありますけれども、製造業版とは異なる視点で経営を俯瞰できることが違いですし、粗利の感覚も固定費の感覚も異なりますので、利益を出す為にはしっかりと考えなければいけません。
この感覚の違いというのはとても大事な要素だと思っていて、しっかりと身に着いたと思っていても応用ができない、ということになり兼ねないな、と感じた瞬間です。
MGって何回も続けることで知識が身体に染みつき、社会を見る視点が変わり、自然と行動が変わっていくので、他の人から見たら人間が変わったように見られるのが特徴だと思っています。
よく漢方薬に例えられるように、じわじわと身についていくので時間はかかりますが、身体の芯から矯正されていくので一生モノの学びになるという考え方ですね。
そんな素敵な考え方も学び続けることで実は凝り固まってくることもあるのが人間の怖いところであり、効率が大好きな人間の脳の機能だったりするのです。
何度も繰り返し学ぶという点では、製造業版は基礎中の基礎でしょう。
経営学と会計学をシンプルに表現したツールだと思いますし、経営と会計に関するほとんどの事象はカバーしているくらいの汎用性があると思っています。
スポーツでも学問でも基礎はとても大事ですよね。
野球でいえば素振りやキャッチボール、バスケでいえばハンドリング、数学でいえば四則演算、宇宙科学でいえば物理定数や天文定数などなど。
何事も基礎を繰り返し学ぶことの重要性はわかっているのですが、さぁそこからいざ応用してみようとなると途端に足が動かなくなったりするかもしれません。
実際はリアルな現場や人生において応用をしていきたいのですが、この段階でも色んな応用のパターンを知っておくと今のビジネスに結びつけやすくなるのが人間の面白いところなんです。
経営学の基礎である製造業版はとても重要で、続ければ続けるほど身についていくという感覚があります。
さらにその先へ進む補助的応用的な学習が流通版を始めとする学習であり、人によってはとても効果が出る学びとなるのです。
世には色んなMGがありますが、経緯はなんであれ、独自のノウハウはどれも素敵な表現方法であり、リスペクトしていきたいものばかりです。
〈募集中のMG/TOC〉
■7月15-16日(土日)
ジーラボMG in神田
■7月22-23日(土日)
子ねずみMG in沖縄那覇
■9月17-18日(日月)
ジーラボMG in神田
■10月14-15日(土日)
おいでやすMG in宮古島
■11月4-5日(土日)
くまモンCFMG in宮﨑
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