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在りたい

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意図的に意識し続けることは個人的には無理があると思っていて、無理なく想い続けられることがとても大切だったりします。

 

最終的なゴール設定であったり、進むべき方向を示す道というのは、何をするにしても必須の要素だったりします。

そんなことを改めて感じたことがあるのですが、実はわたし的にはKGIと言われる指標ってあまり必要ないと思っていました。

でも、必要ないと思っていただけで自分なりのゴール設定を無意識にしていたんだなって気付いた瞬間と言ってもいいかもしれません。

経営指針にKGIとKPIを設定している企業はあると思います。

KGIは「Key Goal Indicator」で、企業の最終的なビジネスのゴールを示していて、KPIは「Key Performance Indicator」なのでゴールに至るための目標設定や数値評価みたいな感じですね。

なので誤解を恐れずにざっくりと表現をすると、KGIはまだ到達していない企業の在りたい姿を言葉にしたものであり、KPIは在りたい姿に至るための中期目標みたいな感じだと思っています。

それで個人的にKGIはいらないと思っていた理由は、KPIを達成し続けていれば自然とKGIに近づいていくと思っていたからなんですね。

今でもそう思っているのには変わりはありません。

変わりはないのですが、1つ思い直したのはKPIがKGIになってしまっている場面を目の当たりにしたからなんです。

要は手段が目的になってしまっている、という現象と同じような感じと思ってもらっていいかもしれません。

中期目標なのに最終的なゴールのように認識されていた場合、結果的には中期目標にしか到達しませんし、多くの場合は中期目標にすら到達しません

目標設定って微妙なさじ加減が必要なもので、あまりにも高すぎては意欲を失いますし、低すぎてもやり方考え方を変えるまでに至らないものです。

それはそれとして、ゴール設定をしっかり認識していないと行動ってこんなにも変わるんだなぁ、なんて感じたのがごく最近の出来事の1つでした。

とても素晴らしいソリューションを開発しているにも関わらず、いまいち良さが伝わらないので販売不振に陥っているような感じでしょうか。

いい製品を作ったからと言って売れるとは限らず、その製品を使って顧客にどんな価値を提供できるかを考え抜くことが大切ですが、その助けになるのがKGIなどの企業の在りたい姿なのです。

在りたい姿を実現するために、自社の製品を使ってどうやって顧客を喜ばせるか。

そんな観点で製品や顧客と向き合わない限り、ただの製品の売り込みになってしまったり、顧客の行為に甘えるだけの営業になってしまいます。

ではKGIは必要ないと思っていたわたしはどうだったか、なんてことを内省をする時間があって、比較検証しながらあれこれと考えていました。

実は無意識にKGIのようなものを設定していたというオチでした。

例えば「いい人いい顔いい会社」みたいな感じで、何かいいなぁなんて感じながら何度も聞いていたら、いつの間にか自分の中のゴールの1つになっているみたいな感じですね。

それが在りたい姿になり、その大前提の想いを達成するために行動を決定するので道を誤らなくなるんだと、改めて実感した瞬間です。

 

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