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とある合宿の風景

とある合宿の風景

組織の活動には人間関係がつきものですが、表面上のテクニックよりも根底となる思想がチーム活動の鍵を握っていたりします。

 

チーム作りって組織になると悩んでしまうこともあるかもしれません。

自然体で組織が形成されていると円滑に物事が進んだりしますが、意識的に適した組織を作ろうとするあまり、肩に力が入ってしまうこともあるんじゃないかなとも思っています。

そんなことを感じたのは、趣味でやっているフリーダイビングの練習をするために鹿児島へ行っていた時のことです。

この趣味って実は制約条件がいっぱいあるのですが、特に条件が厳しいのはできる場所が限られることと、パートナーがいないとできないことですね。

海の深くに潜るわけですから、気軽に水深30mとか50mある場所って限られていますし、同程度のスキルを持つ人達もなかなか見つからなければ、スケジュールも合わなかったりするものです。

なので、あらかじめスケジュールを決めて特定の場所に集合して行うことが多いのですが、先日は6名ほどが集まった合宿みたいになっていました。

場所は鹿児島の桜島が間近に見える海沿いの一軒家で、軽自動車や必要な備品なども込みで貸してくれるというめちゃくちゃありがたい環境。

とはいえ、宿泊施設ではないので滞在中のことはすべて自分自身でやらなければならないのですが、そんな環境があることが奇跡みたいな状況なんですよね。

めちゃくちゃマイナーなスポーツな上に、プロという概念がまだ存在しないので環境から自分自身で構築しないといけません

そんな奇跡の場所に集まった6人の共通点といえばフリーダイバーというだけで、普段は面識もなければ初対面の人たちも多い。

こんな状況でチームとして機能するのかと心配になるかもしれませんが、むしろこんな状況の方が機能してしまったりするのが面白いんですよね。

目的は海で練習ができること、そのための生活環境を整えるという共通の認識があるチームはとても強いんです。

とはいえ、6人全員がなんでもできるわけではもちろんありませんから、料理が得意な人がいれば冷蔵庫の中を見ながら作り、運転が得意な人がいれば海への往復や買い出しに行ったり。

掃除が得意な人がいたり、決め事をまとめるのが得意な人がいたり、観光が得意な人もいます。

そんな中で目的を達成するために必要なことが出てきたら、得意な誰かが動き出して解決していくような流れが自然とできているのが、傍から見ていても面白いなぁなんて感じていました。

次の日の動きを全員で確認する場ができたり、ご飯の時間が近くなったら食べる人数を確認して動き出すのがホントに自然の流れで動いているんですよね。

そして、全員が自分の役割を持ってきっちり動いているというわけではなくて、何もできない人もいます(笑)。

何もできないからと言って疎外されるわけでもなく、多少ネタにはされますけれども和気あいあいと過ごしているのが印象的な感じ。

こんな雰囲気がある意味、心理的安全性が保たれている場であり、組織が目的達成に向かって自然体で動けている場なんだろうなぁ、なんてことをしみじみと振り返っています。

肝は同じ目的を共有していることと、根本的に相手のすべてを容認する姿勢があること

特殊なスポーツであるが故に、相手容認の思想が各個人に染みついているのが前提だと感じるので、一般的な考え方ではないかもしれません。

でも、一般企業が心理的安全性に取り組む1つの鍵になるんじゃないかなぁ、なんて思っているので、自分なりにじっくり内省しようかと思います。

 

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■10月14-15日(
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■11月4-5日(
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■1月13-14日(
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