苦手だからといってもできないわけではないですし、ビジネスの世界では活用しなければならない場面が必ず出てくるので、足を引っ張らない程度に鍛えることはとても大切です。
前回は特性分析のことを書きましたが、EGやストレングスファインダーといった特性分析を実施すると、まぁまぁよく聞く言葉が「強みを活かす」という言葉だと思います。
特性分析に限った話ではないのですが、強みを活かしあうという考え方は多くの企業で実施されていますし、コーチングやカウンセリングの分野でも特に着目する視点です。
これらも中小企業では極端な見かたをする場面が見られたりするので、時には受講生である社員に説教じみた回答をする時もあったなぁ、なんて思い返しています。
強みを活かそう、というメッセージを自分勝手に解釈をしてしまって、自分の好きな仕事や得意な仕事だけしていればいい、なんて考える社員が出てくるんです。
それも数人ではなくてまぁまぁの人数が、です。
ある社員は懇親会の席で「経費清算は苦手なので、できなくてもしょうがないですよね」なんて言ってくるものですから、「社会人として当たり前のこともできないのに仕事を選ぶな!」なんてお客様なのにマジレスしてしまったけど、上司からは喝采されたのを思い出しました。
人は好き嫌いもありますし、得意不得意もありますから、苦手分野というのが誰しもがあります。
どんな分野であれ、人は努力をすれば上手になっていくものなので、「できない」と決めつけずにできるようになる努力をしたほうが何かと成長できます。
この苦手分野への努力というのが修羅の道であることもあり、特性分析やコーチングなどで苦手分野は見なくてもいいとか、他の人に任せてしまえばいいと言われると安心してしまうことでしょう。
そうすると努力しなくてもいいとか、努力するだけ無駄と勘違いする人もいるのは事実で、免罪符を得たような雰囲気になってしまうことがあります。
わたしはこの傾向をもったいないと思っていて、人は何かしら努力をすると報われるものです。
報われないと思ってしまうのは人と比べているからであり、努力の成果を比べる対象を間違っているだけのことなんですよね。
そんなこと言われても、何回も努力をしているのに結果が伴わない!
なんて思う人もいるかもしれません。
結果は対外的な成果であり、求められていることに対しての尺度なので、ただ単に今現在のスキルが求められている基準に満たないというだけの話です。
誰かに評価されることを基準の尺度にしてしまうとハードルが高すぎて、努力し始めた頃なんて全員がダメ出しを食らうことになりますよね。
人のメンタルってそんなに強くない人もいますから、ハードルを高くするのは得策ではない場合が多いので、無理なく続けられる道のりを選んだ方が結果的に成長するものです。
努力の基準を世間とか他人とかにせず、自分と比べることです。
1日前、1週間前、1ヶ月前の自分と比べて、どうなったかを見ることが努力の成果であり、努力が報われると感じられる基準です。
それが得意分野なら飛躍的に伸びますし、苦手分野でもそこそこ伸びていくものなので、だんだんと楽しくなってくるんですよね。
努力というのは続けられることが一番成長に繋がりますから、苦手分野であろうとも過去の自分から成長していると実感できることがとても大切です。
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