同じ教育を実施したとしても受け止め方は様々ですから、そのあとのフィードバックはとても大切な時間になりますし、教育効果を倍増させる可能性を秘めています。
疑似的な体験でも学びにできる人はいるんですよね。
先日は企業研修の一環として、幹部向けにMG研修と数字勉強会を実施してきました。
幹部とはいえ中小企業ですから、伸びしろしかない期待の人材的な立ち位置にいる方々なので、何かと伝え甲斐があるというものです。
色々と語弊がある表現かもしれませんが、人は教育をすればするほど育っていくものですから、教育の機会を作ることはとても大切ですし、深みを持たせることも重要です。
自頭が良く、学生の頃からよく勉強をして知識や理解力などを鍛えている人材の多くは大企業がさらっていきますよね。
とはいえ、残った人材がダメかというとそんなことはないと信じていますし、わたしも残ってしまった中の1人という経歴ですから、ダメな人なんていないことを証明したいと思っていますし。
何かのきっかけで目覚める人も多いですから、教育という適度な刺激を提供してあげることは可能性を広げる1つの手段だと実感しています。
とはいえ、理解力がいまいちだと感じる社員さんがいることも事実です。
教育をすれば必ず成長するか?と言われると、講師側からすると「必ず成長するに決まってます!」とビッグマウスしたいところですが、実際はそんなことはあり得ません。
自分のことでしたらいくらでも努力ができることでも、相手のいることですから何が起こるか予測はつかないのが世の常です。
もっと言えば、自分でさえ努力すれば成長するかといえばそんなこともなく、思い通りにいかないことももちろんあるものです。
MGでもリスクカードというイベントがあるのと同じように、教育にもリスクはつきものでしょう。
リスクという言葉の本来の意味は「不確実性」であり、将来の予測にブレがあると予想されることすべてがリスクを伴うものです。
そんなことを踏まえると、人の成長はリスクだらけであることは明白なのですが、対象が顧客なら諦めるしかない場面でも、身近な社員ともなると教育にかけたお金と時間と期待を考えてしまってモヤモヤしてしまうかもしれません。
とはいえ、やり続けない限りは成功はしませんし、結果は伴わないもの。
どんなに教育失敗をしても、研究開発失敗をしても、機械故障をしても、社長病気で倒れても。
諦めたらそこで試合終了ですよ、というのはある世代では使い古された言葉ですが、だからこその真理なんだと思います。
いまいち成果が見えないなー、と感じた時は、相手がどのステージに立っているかを想定すると気持ちが楽になるかもしれません。
受験の際に行きたい学校の試験対策をしようと思ったら、高度な練習問題や過去問を解くのが近道という人もいますけれども、そもそも基礎的な理解がなければどれだけ難しい問題を解いてみたところで意味を成しません。
こんなに難しい問題の解き方を覚えた、くらいの成果で、他の問題に応用ができないみたいな状態になるという感じですね。
何事も基礎の積み重ねが大切であって、成長に抜け道や近道はないと思った方がよく、場合によっては算数から学んだほうがいい場合もあるでしょう。
たとえ大学を卒業してスタートラインは同じように見えたとしても、積み重ねている基礎値は全員違います。
疑似体験でもこれまでの知識と照らし合わせて多くを学べる人もいれば、疑似体験なのにそのままの形で受け取ってしまう人もいるんです。
それを前提とした教育って、実はとても大切だったりします。
〈募集中のMG/TOC〉
■3月16-17日(土日)
おいでやすMG in東陽町
■3月27-28日(水木)
千里堂CFMG in網走
■5月1-2日(水木)
ジーラボMG in東陽町
■5月3-4日(金土)
R☆MG in神田 feat.千葉均
■5月5日(日)
MT日程管理 in神田 feat.千葉均
■5月25-26日(土日)
ジーラボMG in神田
■7月6-7日(土日)
子ねずみMG in沖縄那覇
■7月27-28日(土日)
ジーラボ理美容版MG in神田
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