確率的に見ると10%というのは期待できない数字に見えることがほとんどだと思いますが、何気にその10%を求めていることって多いんじゃないかと思っています。
昨日のプロジェクトのお話でも出ましたが、1割という数字が結構気になっていたりします。
プロジェクトを無事に完了させることができる数が全体の1割だけということは、問題解決をできた事例が1割と言い換えても差し支えないかなと思っているからですね。
この問題解決というのがとても大事な要素で、社会人には必須のスキルであり、ある意味で言えば豊かに生きたいのであれば最上位レベルで必要な知恵であると言ってもいいと思います。
問題解決能力さえある程度のレベルに備わっていればどんな会社でも通用するでしょうし、会社という組織に頼らずとも生きていけるでしょうし、日本を飛び出してもなんとかしてしまうでしょう。
では9割も問題解決能力を発揮できない場面があるのですが、それは端的に言えば思考停止をしているとも言われています。
思考停止とは自分で判断や意思決定を行わず、他人に委ねてしまいたいという衝動でもあるので、多くの場合は現状維持や前例主義となってしまい、考えることすらしなくなる傾向になるということです。
この思考停止状態に陥っている人の割合が、日本では9割にも達すると断言している書籍もあったりします。
自分から能動的に考えて物事を観察し、もっと良いやり方や新しいやり方がないかと検討している人は、日本人のほんの1割しかいないということです。
まさに思考停止の病という現代病なのかもしれません。
新しい成果や革新を生み出すには現状を疑うことから始まったり、未来を推測することから見えてきたりするものですから、仮説検証と分析に必要な思考をよく使ったりします。
これらをじっくりと時間をかけて煮詰めた後に、意思決定をして行動していくことで問題解決の第一歩を踏み込むステップを踏むことが多いでしょう。
それをやっている人が日本人の1割しかいないのならば、その1割に入ってしまえば色んな事が実現してしまう、素敵な世界に変わるかもしれませんね。
それと関係してくるかもしれませんが、物事に対して取り組み続けられる人というのもごく少数だという事実もあります。
たとえばセミナー等でいい話を聞いたとして、翌日から行動を変える人はその中の20%程度。
さらには自分の習慣になるまでやり続けられる人は20%中のさらに20%なので、全体としては4%程度しか自分の習慣を変えることができないということです。
わたしが主催しているMGも今年で4年目となり、先週の開催で30回前後を迎えましたが、募集枠の中に格安枠を設けて間口を広げる試みをしています。
もし自分が興味のある事柄に対しての学習機会があったとして、人は自分の意思で学び続けて成長をしていけるのかという観点でも実施している試みなのですが、前回で103名の参加者に受講していただけました。
103名のうち10回以上受講した人は4名、9回が1名、6回が2名、残りは4回以下であり、1回だけの参加は76名という結果になっています。
ここでも学び続けられている人は1割未満という数字になっているのがわかりますね。
インストが悪い(笑)とか、そもそも会計や経営に興味がないとか、理由を考えると色々と出るとは思いますが、MGに限定せず学習機会という範疇に収めても割合的には的を得ているような気はしています。
それだけ状況を分析して、仮説検証をして、意思決定をしてやり続けるということは大変なことなのでしょう。
何が言いたいか。
1割って何かすごいですよね。
〈募集中のMG/TOC〉
■3月27-28日(水木)
千里堂CFMG in網走
■5月1-2日(水木)
ジーラボMG in東陽町
■5月3-4日(金土)
R☆MG in神田 feat.千葉均
■5月5日(日)
MT日程管理 in神田 feat.千葉均
■5月25-26日(土日)
ジーラボMG in神田
■7月6-7日(土日)
子ねずみMG in沖縄那覇
■7月27-28日(土日)
ジーラボ理美容版MG in神田
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