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失敗のあとの

失敗のあとの

立場が上になり、抱えるものが多くなればなるほど変化は難しくなってくるものですが、それでもきっかけさえあれば人は変われるものであり、成長していく生き物です。

 

先日はクライアント企業の経営計画をサポートしていました。

この企業も3年目になり、毎年勉強会の雰囲気が変わっていくのが興味深いなぁと感じる時間になり、わたしの特性からすると過去一番でやりやすい環境になっていたように感じます。

ただそれが良い方向に行っているのか、間違った方向に行っているのかは別なお話で、ただ単にわたし個人の感性だと心地よいと感じるだけなんですよね。

わたしは基本は大人しく慎ましやかな人間ですから、勉強会を始めとした大勢集まる場も落ち着いた雰囲気が好きですし、より集中できて深く考えられたりします。

ところが人によっては話しながらのほうが深く考えられる人もいますし、静かな場だと落ち着かないという人もいるのは当然ですし、EGをやっているとよくわかるようになるでしょう。

なので場の雰囲気や進め方は企業の色を出してもらえればいいと思っていて、落ち着いた雰囲気は盛り上がっていないと思われがちですが、人によってはすごく集中できる環境なのが面白いんです。

1年ごとに雰囲気が変わった大きな要因はというと、そこには人の変化しかありません。

単純に人という要因なのだけれども複雑に絡み合うもので、組織には多くの人がいるものですから、1人1人の思惑であったり感情であったりの変化もリアルタイムに変わっていくものです。

本来は人の数や経過した時間なんてのも雰囲気に影響を与えるものですが、それ以上に大きな影響力を与える要因が社長だということは言うまでもないでしょう。

社長が変われば会社が変わる。

部長が変われば部署が変わる。

トップの影響力というのは時に絶大で、下から抗うのは不可能ではありませんが常人では難しいくらいのエネルギーが必要ですので、安易に望むべきことではないのが現実だったりします。

社長が変わるというのは思った以上に社長自身が大きな抵抗を感じるもので、社長として今まで会社を引っ張ってきたり導いてきたりしてきた自負があります。

そんな自覚なんてない場合もありますが、どんな形であれどもある程度の成功体験として身に染みているものですから、変わるという行為によってその成功体験を捨てて一からやり直すという選択肢を取ることはほぼありません

考えることはあったとしても、今抱えている社員や顧客の将来の安泰と期待に応える重圧があるでしょうから、あえてリスクの高い方針に舵を切りたがる経営者はそうはいないのが実情です。

同じように社長でなくても組織のトップに立っている部長たちも、組織の業績や所属社員を抱えているわけですし、トップの方針が変わらないうちに組織だけ変えることもできませんから、小さな改善を繰り返す程度で変革までは起こらないものです。

とはいえ変化する時はガラッと変化するもので、何かのきっかけでトップが変化してしまうと、下も染まるように変化していくのが組織の面白さというものでしょう。

どんな時に変化をするかというと、大きな痛みを伴った経営上の失敗をした時、見違えるような変化を起こす場面があります。

今回の企業も人事にてちょっとした失敗を体験した後に、今まで社長が担ってきた未来の経営数字に関わる面を一部手放して、社員へと移譲する道を歩み始めました。

それまでは数字の細かい面まで随時チェックをしていて、自分の感性を信じ続けていましたが、自分のセオリーだった手法を捨てるのはとても勇気のいることだと思います。

長い時間を悩み、考え抜いての意思決定に応えてあげたいなって、わたしの【自我】が疼くのを感じるので、可能な限り応援したいところですね。

失敗って人の成長には大切な要素であり、この失敗の共有が共感を呼ぶのが面白いところです。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■5月1-2日(水木)
 ジーラボMG in東陽町
■5月3-4日(
 R☆MG in神田 feat.千葉均
■5月5日(
 MT日程管理 in神田 feat.千葉均
■5月25-26日(
 ジーラボMG in神田
■7月6-7日(
 子ねずみCFMG in沖縄那覇
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 ジーラボ理美容版MG in神田

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