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無くて七癖

無くて七癖

北国はまだまだ過ごしやすい気候ですね。

梅雨は明けましたが、このまま夏が来ないのではという感覚に陥りる感じです。

でもまぁ、もうすぐそこでしょう。

長い夏を楽しむに限ります。

そんな今日は人の癖について書いていこうかなと思っています。

昔のことわざでも、無くて七癖というくらい、自分が思っているよりも多くの癖があると言われています。

他の人からは癖と見られてしまいますが、本人的には無意識の領域なので自覚がありません。

ことわざにも残っているくらいなので、本当に昔から癖っていうのは周知されているものです。

この癖ですが、昔から矯正されることが多いですよね。

癖は直さないといけないものだ、という倫理観みたいなものがありました。

わたしも子供の頃には色々と言われたような気がします。

大きなところでは左利きだったのを、右利きに矯正をされています。

ただ結構中途半端な矯正なので、箸やペンなどの主なものは右手、その他は左手みたいな感じ。

なので、野球をするときは右投げ左打ちですし、ゴルフは右打ち、トランプを切るのは左手といったようにごっちゃです。

他の人から見て、常識的になるように直されることが多かったでしょう。

現在の左利きの割合は人口の10%前後と言われています。

しかし、ある研究の結果では、潜在的に人口の30%から35%が左利きである可能性を持つと言われています。

ということは、20%から25%の人は、左利きから右利きに矯正されているかもしれないということです。

利き手の矯正のほとんどが子供の頃に行われているので、「いや!」って抵抗しても親には敵いません。

こんな感じで、多くの場合は右利きになっていきます。

実は子供の頃の脳は変化しやすいので、まだ労力が少ないですし、すぐに右利きになれてしまいます。

ところが、最新の脳科学の研究では25歳を超えてくると脳は変化しにくくなることがわかっています。

ある一説では、癖を直すためにはその癖をやり続けたのと同じ月日が必要だとも言われます。

20年間やり続けた癖は、直すのにも20年間かかるということです。

そうなってくると、あまりにも目に余る癖以外は、その癖を有効活用してしまった方がいいかもしれません。

癖を矯正するという行為自体、それほど気持ちいいものではありませんよね。

でも、やりたくてしょうがないような前向きな矯正でしたら、いくらでもやってもらって大丈夫です。

人間は自分の意志で決めた通りの人間に変化していきます。

これは25歳を超えても、何歳になっても同じです。

ということは、大人になったら無理に矯正をさせるよりも、癖を直した時の在り方になりたいと思わせた方がいいですよね。

もしくは、癖を直さざるを得ないような状況にして、自ら意思決定するような流れを作る。

過去と他人は変えられないと言われます。

でも、自ら変わるきっかけを与えることはできるんじゃないかな、と思っています。

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