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レベルの差を埋めるのは

レベルの差を埋めるのは

同じ風景を見せることが、結果的に大きな教育へと繋がっていきます。

最近はZoomを使った経営計画作成のサポートを行っています。

オンラインで行うのは少しだけ抵抗がありましたが、現状の社会環境を踏まえると提供できるに越したことはありません。

昨日一昨日と自分のブログで書いてあるので、顧客のニーズを掴まないわけにはいかないですし。

本来はそのような理由ではありませんが、やれることは何でもやってみるのが状況打開の道になることが多いです。

やらない理由よりも、やれる方法を探る。

【慎重さ】には少しばかり大変な方針ですが、代わりに【調和性】が働いてくれる瞬間です。

この【調和性】はわたしにとってすごく頼もしい資質なのですが、この話はまた今度にしましょうか。

そんなオンラインでの経営計画作成ですが、今回は部門長対象みたいな形を取っているので、複数人相手に行います。

部門長は自分の部門の数字をしっかりと把握し、来期の利益計画と販売計画を粛々と立てていきます。

その中でいくつかポイントはありますが、まず把握してもらわないといけないのは現状のPLです。

いくら部門長とはいえ、今まで会社の数字を見てこなかった社員にとっては、謎の記号が並んでいるとしか見えません。

それをMGを通して体験しているとはいえ、シミュレーションとリアルではまったく異なります。

MGで体験したことを、実際のPLの数字を使って1つ1つ繋げていくことで、やっと全体像が見えてくる人もいるんです。

なので、MGではシンプルに、リアルでは明確にを基本として、経営計画を立てていくことになります。

例えば経費の観点で数字を見ていくと、MGでは経費項目をF1からF5の5つに分かれています。

それぞれの使い方には明確な意図があり、使えば使った分だけ損益計算書に表れてきます。

あまり数字を意識してこなかった社員は、そんな数字達を見て「思ってたのと違う」状態となる時があります。

さぁ、経営計画作成はここからが本番ですね。

自分の認識と現実の数字のギャップを埋めるチャンスがやってきたのです。

計画作りは現状把握が第一のステップ。

現状把握がぶれてしまえば、未来予測はそれ以上にぶれてしまい、全く意味のない絵空事となってしまいます。

現状把握ができていない社員は時間をかけて「今」を見つめ直しますが、現状把握をサクサクと進めてしまう社員もいます。

そこでもギャップが生まれるんです。

現状把握してこなかった自分と、自部門の数字をきっちり把握している社員とのギャップです。

人は目指す理想像を持っている人物に出会うと、とても成長が速くなります。

多くの社員に同じ風景を見せて、自分の立ち位置を知らせる。

それが社員のレベルの底上げにつながることがとても多いんです。

MGの芋洗いの教育が素敵なのは、わたしはそういった一面もあると思っています。

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