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もうちょっと考えよう

もうちょっと考えよう

「まずやる」はとても大切ですが、もう一歩二歩踏み込んで考えてみると事実が浮き上がってくることがあります。

一般企業で言われる若手の方々とお話する機会がとても増えました。

前回のブログに少し書いたような、業界内や店舗内や社内だけで物事を決めていると、これまでの慣習に流されてしまうことも起きてしまうかもしれません。

そんな危惧もあってか、数ヶ月に1度、チームによっては毎月のように会議へオブザーブ参加をするような機会を頂いています。

内容はあくまで先方が主体になります。

わたしからこれをしよう、あれをしようという、いわゆる「指導」ではありません。

日々の業務で起こっていることをみんなで話し合って、解決に向かう手助けをするファシリテーションを提供する感じかもしれません。

中には社員の方がファシリテーションをする場に同席をしますが、慣れていないと現状確認だけ行って、「では、みなさんできていない点に気をつけて仕事していきましょう」で終わるワークショップがあるんです。

そんな時は少し割って入って、課題点と修正点を明確にして実行内容を絞るサポートをします

なので、場作りに一番気を使いますし、ある意味では内容よりも重要視している要素だったりします。

若手とは言え、中には現場経験豊富でチームから頼りにされるような人材もいます。

そんなごちゃまぜカオスなチームがいくつもありますので、十把一絡げにはせずに丁寧に進行を見守るのがわたしの役割であり、ファシリテーターとしての責務を感じる瞬間です。

そんなわたしの役割の1つが、チームが実施していく解決方法を模索する際のファシリテーションです。

現場で起こっていることは紛れもない事実なのですが、それが発生する因果関係まで正確に把握することは非常に困難です。

さらっと「これが原因だろう」と直感で湧き出てきても、それがまぁまぁ間違っているということが起こり得ます

それは現場経験が豊富であればあるほど、自身の成功体験や固定観念がそうさせることがあるのが面白いところなんですよね。

ストレングスファインダーでは過去の成功体験を重視しますが、それは自分が得意な行動原理や思考方法の傾向を探る要素が成功体験であるということ

実務では過去の成功体験に捉われると、情勢の変化に対応できずに失敗することも多いのが悩ましいところだったりします。

じゃあ、どうすればいいかと悩むところもあると思います。

先日何が起こったかというと、チーム間でのコミュニケーションがこの半年でうまくいかなくなっているよねという問題点が出ていたチームでした。

この半年での変化を探ってみると、店長を始めとする主要メンバーが多店舗の教育に携わるようになって、自店舗にいないことが増えたそうです。

直接のコミュニケーションができない状態だったので、チーム間の連携が取れなかったと考えたみたいです。

「じゃあ、それが原因だね!」と安易に結論づけようとしていたので、ちょっとブレーキをかけました。

では、店長を始めとした主要メンバーが自店舗にいたらコミュニケーションの問題は起こっていないのか、改めて考えてもらうことにしました。

考えてもらおうとしたのですが、上記の要点を伝えた瞬間に「あ、違うわ」と気付いたのが面白いところです。

TOCをやって問題点を探そうとするのですが、最初は表面上の問題しか浮き上がって来ないことはとても多いです。

それは多くの場合は根本原因ではなく、もっと深層部分に大きな問題点を抱えているでしょう。

深層世界へ辿り着くには知りたくない現実と立ち向かう必要があるかもしれませんが、それは辿り着いてからのお楽しみって感じですね。

 

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