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ボールの数

ボールの数

大小さまざま、重さも形もスピードも異なるボールがポンポンと飛んできますが、全てをキャッチする必要もなくて、自分や相手にとって心地いいボールを選んでいくのも大切です。

 

最近、後回し癖がついています。

とはいっても、いつでもいい書類の送付だったり健康診断の予約だったり備品の調達だったり、いまいちテンションの上がらないことを次繰りしている感じですね。

以前ならちぎっては投げ、ちぎっては投げと片っ端から片付けていたものが、しばらくやらずに残っているのはなんだろうなぁ、なんて思っています。

残っているとはいっても忘れるわけではないので、実務上で困っていることはありません。

基本的にToDoはgoogleカレンダーに入れていて、その日にやらなかったら次の日にシフトするので、予定をやり忘れることはないという感じですね。

これをやり始めたのはもう10年くらい前のことなので、すでに身体に染みついている仕組みなんだなぁと思いますし、一回染みついてしまったら忘れないので便利だなぁと思いつつ。

ひょっとしたら他にいい仕組みがあるかもしれないのに手を出したくなくなるという面もあるかもなぁ、という感覚になったりします。

まぁそういう感覚は置いておいて、予定がいつまでも残るのは困ることではないかもしれませんが、それほどいい傾向ではないと思っています。

よく手元にボールを持っているかという例で表現されることがありますが、いつまでも手元にボールを残しておくのは悪手で、すぐに手放すのが仕事ができる証と言われます。

要は仕事を自分の手元に長い期間置いておかずに、次々と次工程へ流していくことが仕事の秘訣であり、時間の余裕がない人ほど実践している仕事術の1つです。

意思決定の早い経営者とかによく見られますよね。

菅前首相が良い例で、ある対談を行っている時に重要な指摘をされた際、一旦対談を止めてもらって、すぐその場で関係者に電話をして指示を出していたそうです。

電話という所がどうよ、という意見は置いておいて、「指示や検討は対談の後でゆっくり」としないところが仕事術であり、スムーズに物事を運ぶ最適解であることは間違いありません。

人はそれほど多くのボールを手元に置いておけない生き物なのです。

脳という臓器は判断は速いものの、記憶媒体としてはそれほど有能ではないので覚えられる容量には限界がありますし、隙あればすぐに忘れようとする困ったちゃん

そして何かをする時に活躍する実働部隊である手は2つしかありません。

手元に持てるボールは多くても2つ、自信がある人でも3つくらいに収めておかなければ、いざ他のボールが飛んできた時に対応ができないですよね。

飛んできたボールがめっちゃ重要だったり、ラッキーなチャンスだったりしても、すでに持っているボールを放り出すわけにもいきませんし、そんなことをしたら信用にも関わってきてしまうでしょう。

なので日頃から手元にボールを置いておかないことが仕事を上手にこなすコツであり、秘訣なのでしょうけれども、時としてそういう訳にもいかない時期があるのが世の常です。

繁忙期で忙しすぎたり、自分のやりたいことがあり過ぎたりね。

それはそれで仕方のないことですから、気に病む必要はありません。

大切なことは、手元にたくさんのボールがあることを認識しているかどうか、そして持っているボールが本当に自分にとって本当に必要なものかどうかを判別することなんです。

自分にとって幸福をもたらせてくれるものだったら、いくら持っていても重くはないでしょうし、新たに飛んでくるボールにも気を割かなくてもいいですしね。

そんなことを考えてみるのも、また面白い時間の使い方だと思っています。

 

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