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瞬時に仮説を立てる

瞬時に仮説を立てる

普段は何気なく意思決定をしてしまうのは脳の機能的には当たり前のことなのですが、そこに少しだけ負荷をかけることで新しい機能が定着をしていくので、日々の意識がとても大切です。

 

思考の訓練って、普段から行っていないとなかなか身につかなかったりするものなのですよね。

人が成長したり成果を出せるようにするためには繰り返しの訓練が必要なのは間違いありませんが、この訓練の仕方によって成長度合いが違ってくるものです。

MGも繰り返しの学習と言われていますが、毎週のように繰り返して学んでいけばいいかというとそうでもなく、また違った視点からの学習が必要になります

講義の中でも繰り返し伝えられている話ですが、経営のシミュレーションをすることで仮想体験を得ることができるわけです。

シミュレーションはあくまで仮想体験なので、繰り返し体験したからといって現実の状況が変わるわけでもなく、人によっては少し知識が増えたくらいの影響しかありません

人は知識が増えただけでは何も変わらないのは厳しい現実であり、その知識をどう使って行動していくかによって未来が変わっていくものです。

とはいえ、ただ単に行動をすればいいかというと、それはそれで違っていたりします。

1つのオススメ方法は仮説を基に行動を行って、その結果を検証していくPDSのような方式。

Pは一般的にはPLANの計画ですが、日常では大仰に計画を立てる必要はないと思っていて、個人の行動レベルなら頭の中で「こうなるだろう」というおぼろげながらの仮説レベルで十分です

この「おぼろげながらの仮説」でもいいので、未来予測をしているか否かが成長の質を変えると言っても過言ではなく、人の成長に関わる重要な要因となるのです。

それを無意識レベルで行っているかどうかが鍵であり、行動後の振り返りをする上で最高の材料となります。

無意識レベルで行うということは習慣化するということであり、習慣化するには繰り返しの訓練が必要となるわけで、物事を逆算して考えていくと意識的にプチ仮説を立て続けて検証していくことが必要なんですよね。

これはアメリカ空軍が活用していると話題になったOODAループみたいな感じですね。

OODAとは、Observe(観察)・Orient(状況判断)・Decide(意思決定)・Act(実行)の頭文字を取ったもので、流れ的にはPDSと似た形をしています。

PDSは実施期間が比較的長く、チームで活動する施策に向いていて、1日1週間1ヶ月と試してみてから成果を振り返ることで意識の統一を図ることができます。

OODAループがなぜ空軍で活用されているかというと、例えば仮に敵機と遭遇して対処しなければならない場合、一瞬後には自分が撃ち落されるかもしれない状況ですよね。

そんな中で悠長に考えている暇はもちろん、上官に指示を仰ぐことなどできるわけもなく、まばたきするたびに変わる環境の中で判断して対処しなければなりません。

瞬時に判断して瞬時に結論を出し、瞬時に振り返って次の行動に移すということを、ほんの数十秒の中で何百回と繰り返して難所を切り抜けます

これは日常生活やビジネスの世界でも十分通用する考え方であり、一般的に「できる」と言われるビジネスマンは自然と身に付けているスキルでもあるでしょう。

営業の場はもちろん、交流の場でも会議の場でも家庭の場でも、実は瞬時の判断の繰り返しです。

そんな瞬時の仮説と検証を意識的に繰り返していくことが思考の訓練であり、行動のスピードも上がっていったりするものです。

 

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