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社員教育の一環としての計画作りに必要な現状把握

2日間の東京MGを終えて、日常へと戻ってきました。

今回で292期を迎えましたが、今になっても多くの気付きがあります。

経営にセオリーはないし、人間の成長に終わりはありません。

MGでいう「美しく」の理念を忘れないと、改めて実感した瞬間でした。

すべてを自分で行わなければならない環境になっても、色々と教えてくれる方がいるのが、本当にありがたいと感じていますし、感謝しかありません。

自分の見えていないこと、見ようとしていないことはたくさんあります。

そんなところをさらっと補ってくれる仲間に心から感謝です。

そんな今回はお悩みに多くある、「社員に経営数字の意識を持たせたい」という内容にしようかなと思います。

これは経営者にとって悩みの1つであり、本当に多くの経営者からこのお話を聞きます。

社員も手を抜いて仕事をしている訳ではないのです。

なぜ経営者はそう考えるのか、経営者側の理由も千差万別

自分事として仕事をしていない。社員の意識が低すぎる」

変革をしないといけないのに、ずっと同じことをしている」

言い続けているのに、社員の行動が変わらない」

経営者から見ると、社員の日々の行動を見ているともどかしくてしょうがないと感じることもあるそうです。

これは立場の違いもありますし、見えているものの違いでもあります。

見えているものが違えば、同じ話をしているようでいて、実は理解が異なっていたり行動が伴わなかったりしてしまいます。

それではよろしくないので、多くの場合は同じものを見てもらうようにしています。

わたしの場合はいくつかパターンがあり、ビジョンの共有から入ることもありますが、最初に数字で確認してもらうことが多いです。

今の自分たちが仕事で出した成果はどんなものなのか。

損益計算書をベースに、最終的な利益まで知ってもらいます。

何を行うにしても、まずは自分を知ることが第一歩です。

いきなり目標を明確にして伝えたいところですが、手間をかける必要があります。

今の自分の立ち位置がわからなければ、目標へ向かう努力のやり方がわからないことがほとんど。

自分の立ち位置がわからなければ、間違った努力をしてしまう可能性が高いのです。

例えば、これから運動不足を解消するために筋トレをしよう!と思ったとします。

今までスポーツをしてきている人と、まったく運動自体をしていなかった人とでは、やり方は異なりますよね。

まったく運動してこなかった人には軽めのメニューから入らないと、身体を壊してしまうかもしれません。

逆にスポーツをしてきた人に軽めのメニューを入れても、効果は出にくい。

今の自分の立ち位置を知り、正しい努力を行ってこそ、目標への歩みが始まります。

その歩みのスピードも人によって異なりますが、正しい方向へ進んでいる限りは必ず辿り着きます。

そして、同じ方向に進んでいる他の仲間が助けてくれるでしょう。

その為にも、今の立ち位置を知ることはとても大切なことです。

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