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余計な力を抜いて考えてみる

余計な力を抜いて考えてみる

逆境に遭遇したら抗うのではなくて、流れに従うのも手段の1つです。

MGは何回も繰り返すことが効果的と言われています。

それを期数を重ねると表現していますが、一般的にはなかなか伝わらないですよね。

何回でも行くと言われていても、同じ講義は3回も聞けば十分じゃないか。

どんなに難しい内容だとしても、メモを見返せば内容自体は理解できるだろう。

そんな感じに考えることもありますが、MGの学びの多くは講義内容じゃないんですよね。

もし講義内容ですべてを網羅しているのならば、世の中にはMBAを習得したコンサルタントがたくさんいるので、その人たちの講義を聞いた方がよっぽど洗練されています。

最新の経営理論をカッコいいスライドを駆使して、飽きないプレゼンをしてくれるでしょう。

講義が重要ではなくて、何が学びに繋がるのか。

その1つはやっぱりゲームです。

とてもシンプルに表現をされているゲームですが、これがリアルな市場に近い形で体験ができます。

たかがゲーム、と思うことなかれ。

コンピューター相手のゲームとは違って、同卓するライバル企業は人間が経営をします。

そこには各社の思惑があり、戦略があり、思想があります。

リアルな世界と同じように、とてもダイナミックに環境が変化していくのが肌でわかるんです。

この感覚は講義を聞いているだけでは、とても伝わらない内容でしょう。

そんな市場の変化を身をもって体験するのですが、相手が人間なだけあって、面白いくらい自分の思い通りにはいきません。

自分が標準価格で売ろうと思っていても、安売り王が現れる。

材料を買おうと思っていても、前の人がごそっと持っていく。

残り時間が少ないのに、のんびりと別市場で入札をしている。

自分の会社にとって、逆境ともいえる状況はいくらでもやってきます。

そんな時、思い通りになっていないことを思い通りに進行させようとすると、変な力が入って逆にうまくいかない。

市場の流れという大きなエネルギーに逆らうには、とても大きなパワーが必要なんです。

流れに逆らうよりも、流れに乗った上でできることはないかと考えた方が、結果として楽に成果が出せることが多いです。

自分の影響が及ばない範囲の流れにはおとなしく流されて、自分のできることを粛々と実行することがとても大切です。

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