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できません

できません

固い話で言うとできるできないは関係ないのですが、そうもいかないのが今の会社を取り巻く環境にありますので、スキルと同時にマインドセットも面倒を見る必要があるのも事実です。

 

わたしは勤め人歴が結構長いもので、20年以上を従業員として会社に勤めていたものです。

日本って大学を卒業すると就職をするというのが既定路線として太い道筋があるような気がしていて、他の選択肢を知らないままに働くことが多いと思っています。

わたし自身も学生の頃は起業という選択肢なんて始めからありませんでしたので、学生から起業とか20歳代前半で起業と聞くと、どんな思考回路なんだろうなぁって感じてしまうかもしれません。

起業が良いとか悪いとかではなく、どんな出会いがあってそんなプロセスになったとか、他者に先駆けてやりたいビジネスを掘り起こしたきっかけとか、そんなことが気になってしまう感じですね。

先日お邪魔した大阪のMGでは、インストが従業員経験のない経験豊富な先輩経営者でしたので、わたしとは全くタイプが異なる感じがとてもよかったですし、刺激になった2日間でした。

それとは別に経営計画のお手伝いをした社長さんからは、わたしの学生時代の友人たちがどんな感じに働いているかを聞かれて話をしましたが、確かにほとんどの友人は従業員として全うしている感じです。

だからといって日本は従業員の割合が多いというわけでもないのが面白い傾向で、中小企業の多さから経営者の数が結構多かったりします。

日本は421万社あって従業員は4013万人なので、だいたい10人に1人は経営者だったりしますが、アメリカは566万社あって従業員は11500万人なので、だいたい20人に1人が経営者です。

自由の国っていうイメージがあるアメリカですが、経営者の割合は低いのが面白いですよね。

だからと言って起業する人が少ないというとそうではなく、開業率でみるとアメリカは9%で日本は4%ですから、起業する人の数は圧倒的にアメリカが多かったりします。

が、廃業率もアメリカ8%に対して日本は1.5%であることから、アメリカは廃業する企業も圧倒的に多いんですよね。

そんなことから、日本は起業を考える人は少ないけれども、起業をして失敗する人もまぁまぁ少ないというのが特徴だったりするのかもしれません。

というわけで日本は起業をせずに従業員として働くことを選択する人が多いのですけれども、日本独特な新卒採用の仕組みと応募動機が条件重視という売り手市場の環境もあって、採用とその後の教育に負担がかかる企業が増えてきているとよく耳にします。

これまでの常識が通用しないようなモチベーションで働きに来ているので、世代間のコミュニケーションが大変だという話は絶えない印象があります。

とはいっても新戦力として育てていかないといけませんが、とある簡単な仕事を指示しても、返ってくる言葉に「できません」と聞くようになったと、先日お手伝いをした経営者が漏らしていました。

無理にやらせてもパワハラになるしねー、という困った状況だそうですが、そもそも雇用契約を結んだということは会社からの業務指示に従って労働力を提供する義務が発生します。

あまりに理不尽な業務指示でしたら別ですが、本来は拒否するという選択肢はなかった常識が変わってきたんだなぁと感じる瞬間ですね。

義務は果たさないけど労働時間や残業などの権利は主張する、というのもよく聞くようになったので、日本人を骨抜きにするという某国の陰謀論も信じたくなるかもしれません。

とはいえ、そんな場合は事にもよりますが、つべこべ言わさずにやらせることで解決することが多いという事実があるのをご存じでしょうか。

こんなことを言うと冷たい、なんて言われることがありますが、これってやる気が出ない時の対処法に似ています。

やる気がない時はどうすればいいか、なんていう質問の回答として最優なのは「とにかく5分だけでもやり始める」なんですよね。

色んな配慮をしても動かない場合は、やる気どうのこうのは一切無視して、責任感に働きかけるのが一番だったりします。

 

〈募集中のMG/TOC〉
■3月16-17日(
 おいでやすMG in東陽町
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 ジーラボMG in東陽町
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■5月5日(
 MT日程管理 in神田 feat.千葉均
■5月25-26日(
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