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適正にFを使う

適正にFを使う

前回は固定費Fの中でも、会社を運営するのに必要なF2はしっかりとチェックをする必要があるとお伝えしました。

その他のFは比較的戦略的にキャッシュを使うことが多いですが、F2は幹部などの判断で使われることも多いんですよね。

ということは、しっかりと幹部や社員に会社の仕組みや経費の使い方を教育しておかなければ、余分な費用がかかってしまう可能性があります。

普段の業務で必要な経費なのは確かなのですが、無駄に使うわけにはいかないですからね。

例えばどんなことが行われているかというと、何かを発注する際に相見積もりも取らずに決めてしまったりします。

相場をしっかりと把握している場合でも、自分の知っている相場が未来永劫に続くわけではありません。

わたしもあまり気にはしていなかった面はあったのですが、会社の運営に携わるようになってからは「やり方」を変えました。

つい最近も水道関係の工事の必要性が出てきたので、急ぎでネットで調べた会社に依頼を出したことがありました。

調査や説明などは比較的丁寧な感じで、水道とは違う損傷個所も指摘したりするなどしてくれていました。

親身になってくれていると感じられるような接し方なので、信用があるように感じてしまうでしょう。

そうすると、勢いでその業者に発注をしてしまうかもしれません。

でも、その情報だけで信頼できる業者だとは決めることはできません。

第一印象は大事ですが、しっかりと内容も伴っていないと後からトラブルになり兼ねません。

こういう場合でも、必ず相見積もりを取ることが非常に大事になってきます。

わたしも業者へ発注を行う際は、必ず3社以上から見積もりを取ることを決めごとにしています。

でないと比較ができないですし、比較するためには2つ以上のデータが必要だからです。

1社のみだと楽ではありますが、高いのか安いのか、品質がいいのか悪いのかすらわからないのです。

こういったことをルール化することによっても、F2の見直しを図ることが可能です。

ちなみにわたしの場合は、最初の業者が約300万円。

他の業者の最安値は約160万円でした。

相見積もりを取るだけで、140万円のF2が削減されたと言ってもいいでしょう。

他にも会社で使っているF2は数多くありますので、削減できるところはガンガン削減できそうな気がしますよね。

Gに対する効果としては、Fの削減はMQアップと同じ効果があります。

しかし、Fの削減に力を入れ過ぎるわけにはいかないので、適正なFを使う仕組みやチェックの段取りを決めることも重要です。

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